今週の全体の空模様
試練と救済
「見るんじゃない。ただ眺めるのだ。はじめの何日間か、あなたはくり返しくり返し何かを見てしまうだろう。ただ古い習慣のせいでね。我々がものを聞くのもその古い習慣のせいだ。我々がものを見るのも古い習慣のなせるわざだ。我々がものを理解するのも古い習慣のせいなのだ。」
──OSHO『存在の詩』(星川淳訳)
今週は、天体の移動が多く見られます。9日に金星(愛と喜び)が乙女座エリアに入り、「静かな愛」や、「慎ましさを美徳とするムード」が感じられそうです。
11日に冥王星(破壊と再生)が順行に切り替わります。殺伐とした世相の中に明るい兆しを見たり、社会問題の解決の糸口を掴んだりできるかもしれません。
12日に火星(闘志・意欲)が蠍座エリアに移動します。火星は蠍座の支配星であるため、このエリアでは鋭い刃物を持った戦士のような強さを与えられます。
また、15日には天秤座エリアで新月が起こります。(※この新月は金環日食を伴いますが、日本では観測できません。この記事では、国内の運勢にはあまり影響がないと考えていきます。)
この新月は、「救済的な取り組み」が始まることを教えてくれます。今週の天秤座新月から天秤座満月までの半年間は、人と人が支え合い手を差し伸べ合うための取り組みが広まりそうです。異なる立場の者同士の相互理解も進むでしょう。
それだけ窮地に立たされる人が増えるのかもしれませんが、人が人を助けたいと願う純粋な気持ちから、“希望の光”は生まれてくるようです。何が人々を追いやり、苦しめているのか、しっかりと目を開いて確認していくことが重要な場面になります。
また、新月には、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「他者との愛ある交流をはかる」ということは共通します。
宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の天秤座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。
牡羊座(3月21日~4月19日生まれ)
情けは人の為ならず
助けが必要な人に手を差し伸べる、自分が差し伸べられる側になる、の両方の出来事が起こるかもしれません。良心について学ぶ機会が訪れそうです。
牡牛座(4月20日~5月20日生まれ)
踏み込む勇気
実践的な愛とは何かを考える中で、人の事情にどこまで踏み込んで関わっていくのかという問題と直面するでしょう。
ときには思い切った判断も必要かもしれません。
双子座(5月21日~6月21日生まれ)
救命ボート
いかに人との繋がりに支えられているかを感じる週。謙虚になれるでしょう。
誰かのために働く場面も増えそうです。
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蟹座(6月22日~7月22日生まれ)
救急箱の用意
見守るだけのスタンスを捨て、積極的に人の問題に関与していくことになりそうです。
火星の移動で、自分の気持ちを人に伝えたくなります。
獅子座(7月23日~8月22日生まれ)
目線を下に向けること
燃え上がるやる気の炎を、火星が足元のほうへ向けるよう迫ってきます。家族のトラブルに向き合わなければいけないかもしれません。
乙女座(8月23日~9月22日生まれ)
笑う強さ
自分を丁寧に扱うと運気が上がります。
シビアな現実を目の当たりにしても、希望を見失わずにいることが新月の課題です。
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天秤座(9月23日~10月23日生まれ)
女神の天秤
地上に悪行がはびこっていても、自分の中に正義の女神の天秤を感じることができれば、まだ希望はあります。
蠍座(10月24日~11月22日生まれ)
魂の救済
自分の内側の深い部分を刺激されるかもしれません。過去の辛い記憶が暴れ出したら、今週から半年間で自分自身を救っていけるとイメージを。
射手座(11月23日~12月21日生まれ)
相互扶助
利他的な行動を心がけると、自分にも大きなものが戻ってきます。人のために何ができるか、常に考えながら動きましょう。
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山羊座(12月22日~1月19日生まれ)
天の助けのように
新月からは、自分の仕事がどこかで“救いの手”となることを目指してみること。半年後には大きな手応えを感じられるでしょう。
水瓶座(1月20日~2月18日生まれ)
ノアの箱舟
冥王星が順行になると、徹底的に不要なものを捨てていくプロセスが始まります。
新月では、社会の問題解決のために様々な学びを進めましょう。
魚座(2月19日~3月20日生まれ)
目を覚まして
なんとなくではなく、明確に意欲を持って鍛錬に取り組みたいとき。
新月からは、先人から継承したものをどう未来へ繋いでいくかが課題になります。
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