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10月9日〜10月15日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23〜12/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

射手座の星模様

相互扶助

9日、射手座にとって天の高い位置であり、「社会参画」や「天職」を意味する場所に金星(幸運)が入ります。この場所に金星がめぐる期間(~11月7日)は、高評価を得やすいでしょう。しかし、その幸運は金星からの気まぐれな贈り物。謙虚に受け取り、周囲への感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

11日、山羊座エリアを運行する冥王星(破壊と再生)が順行になると、「価値基準」の刷新・見直しが始まりそうです。古い時代の価値観を捨てて、新しい時代の価値観にアップデートしていくこと。これからの世界で何が重要視されるようになるのか、見極めていく場面になります。

12日に火星(闘志・意欲)が蠍座エリアに移動します。この場所は射手座にとって、目に見えないものや無意識を意味する場所です。隠していた野心が燃え上がり、秘密の“武器”を用意し始めるでしょう。

また、15日には天秤座エリアで新月が起こります。この場所には「人脈運」や「未来計画」の意味があり、ここでの新月は「救済的な関わり」というテーマを持ちます。

利他的な行動を心がけると、自分にも大きなものが戻ってきそうです。人のためにできることを常に考えながら動きましょう。

新月のアファメーションは「みんなが救われる未来」を誓願すると良さそうです。

今週の全体の空模様

試練と救済

「見るんじゃない。ただ眺めるのだ。はじめの何日間か、あなたはくり返しくり返し何かを見てしまうだろう。ただ古い習慣のせいでね。我々がものを聞くのもその古い習慣のせいだ。我々がものを見るのも古い習慣のなせるわざだ。我々がものを理解するのも古い習慣のせいなのだ。」
──OSHO『存在の詩』(星川淳訳)

今週は、天体の移動が多く見られます。9日に金星(愛と喜び)が乙女座エリアに入り、「静かな愛」や、「慎ましさを美徳とするムード」が感じられそうです。

11日に冥王星(破壊と再生)が順行に切り替わります。殺伐とした世相の中に明るい兆しを見たり、社会問題の解決の糸口を掴んだりできるかもしれません。

12日に火星(闘志・意欲)が蠍座エリアに移動します。火星は蠍座の支配星であるため、このエリアでは鋭い刃物を持った戦士のような強さを与えられます。

また、15日には天秤座エリアで新月が起こります。(※この新月は金環日食を伴いますが、日本では観測できません。この記事では、国内の運勢にはあまり影響がないと考えていきます。)

この新月は、「救済的な取り組み」が始まることを教えてくれます。今週の天秤座新月から天秤座満月までの半年間は、人と人が支え合い手を差し伸べ合うための取り組みが広まりそうです。異なる立場の者同士の相互理解も進むでしょう。

それだけ窮地に立たされる人が増えるのかもしれませんが、人が人を助けたいと願う純粋な気持ちから、“希望の光”は生まれてくるようです。何が人々を追いやり、苦しめているのか、しっかりと目を開いて確認していくことが重要な場面になります。

また、新月には、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「他者との愛ある交流をはかる」ということは共通します。

宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の天秤座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。

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