獅子座の星模様
目線を下に向けること
9日、獅子座にとって「貯蓄・財産」「価値」を意味する場所に金星(幸運)が入ります。この場所に金星がめぐる期間(~11月7日)は良い仕事に恵まれやすくなります。また、買い物運も上昇し、価値あるものとめぐり合うかもしれません。
11日、山羊座エリアを運行する冥王星(破壊と再生)が順行になると、新しい道を切り拓くために片づけなくてはならないことに直面しそうです。それは、面倒な計算を伴う事務手続きかもしれません。
12日に火星(闘志・意欲)が蠍座エリアに移動します。この場所は獅子座にとって「居場所」であり、「家族(チーム)」という意味を持ちます。
何かに夢中になっているとき、獅子座のパワーは“上”を向いています(燃え上がる火のエレメントの性質によるものです)。しかし、今週の火星は、その炎を下に向けさせようとしてきます。
漲るやる気を足元へ向けるよう迫ってくるのです。上へ伸びるのではなく、下のほうへ根を張っていくイメージです。そのため、家族のトラブルに向き合わなければいけないかもしれません。自分の立っている場所の点検が求められるときです。
また、15日には天秤座エリアで新月が起こります。ボランティア活動に参加するなど、普段触れない世界を学びにいくと、自分にできることは多くあるのだと思えそうです。
新月のアファメーションは「知らなかったことを知り、適切に動けるようになりました」と誓願すると良さそうです。
今週の全体の空模様
試練と救済
「見るんじゃない。ただ眺めるのだ。はじめの何日間か、あなたはくり返しくり返し何かを見てしまうだろう。ただ古い習慣のせいでね。我々がものを聞くのもその古い習慣のせいだ。我々がものを見るのも古い習慣のなせるわざだ。我々がものを理解するのも古い習慣のせいなのだ。」
──OSHO『存在の詩』(星川淳訳)
今週は、天体の移動が多く見られます。9日に金星(愛と喜び)が乙女座エリアに入り、「静かな愛」や、「慎ましさを美徳とするムード」が感じられそうです。
11日に冥王星(破壊と再生)が順行に切り替わります。殺伐とした世相の中に明るい兆しを見たり、社会問題の解決の糸口を掴んだりできるかもしれません。
12日に火星(闘志・意欲)が蠍座エリアに移動します。火星は蠍座の支配星であるため、このエリアでは鋭い刃物を持った戦士のような強さを与えられます。
また、15日には天秤座エリアで新月が起こります。(※この新月は金環日食を伴いますが、日本では観測できません。この記事では、国内の運勢にはあまり影響がないと考えていきます。)
この新月は、「救済的な取り組み」が始まることを教えてくれます。今週の天秤座新月から天秤座満月までの半年間は、人と人が支え合い手を差し伸べ合うための取り組みが広まりそうです。異なる立場の者同士の相互理解も進むでしょう。
それだけ窮地に立たされる人が増えるのかもしれませんが、人が人を助けたいと願う純粋な気持ちから、“希望の光”は生まれてくるようです。何が人々を追いやり、苦しめているのか、しっかりと目を開いて確認していくことが重要な場面になります。
また、新月には、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「他者との愛ある交流をはかる」ということは共通します。
宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の天秤座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。
窓が生活を忘れさせないでいてくれる。編集者・haru.が語る窓