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料理人のおはぎは、一味違う。〈タケノとおはぎ 世田谷本店〉〈ASIAGOHAN to OHAGI ZEN〉

近年美しい彩りのおはぎが人気だが、単なる“映え”と侮るなかれ。高島屋の和菓子バイヤー・畑主税さんは、料理人が手がける独創性ある味わいのおはぎが面白いという。そこで、東京と金沢で人気の2店を紹介。

Photo: Yasuhiro Shimoka (Zen), Keiko Nakajima / Text: Koji Okano

タケノとおはぎ(桜新町)

〈タケノとおはぎ 世田谷本店〉店主の小川寛貴さんは、元はデリカテッセンのオーナーシェフ。「白インゲン豆の煮込みが好評で、“この豆を餡にして、おはぎを作ろう”と考えたのがきっかけです」。

桜新町〈タケノとおはぎ〉店主・小川
店主の小川さん。

白小豆に比べて味の主張が控えめな餡に、野菜や果実、スパイスを加えてもち米を包む。「素材の風味が口内で広がりやすいように、餡を薄く花弁のように飾ったおはぎもあります」。この見た目も評判で、連日完売の盛況ぶり。

桜新町〈タケノとおはぎ〉の日替わり7種セット
日替わり7種セット1,800円〜。つぶあん、こしあんは定番。この日はほかにムラサキイモとカボチャ、柿と甘酒など。

〈ASIAGOHAN to OHAGI ZEN〉(金沢市/石川県)

一方、〈ASIAGOHAN to OHAGI ZEN〉の真田貴史さん。「アジア料理店を開業した後、両親のおはぎ店を継いだため、両方を出すようになりました」。

石川県〈アジアごはんとおはぎ 善〉店主・真田
店主の真田さん。

アーモンドプードルと白インゲン豆をじっくり炊いた餡を塗った“アーモンド・ココナッツ”は、食後のデザートの定番。ほかにもタイのタロイモケーキに着想を得て、サトイモを裏漉しして餡に入れたおはぎなど、アジアの調理法を取り込んだ味が評判だ。

石川県〈アジアごはんとおはぎ 善〉の日替わり10種セット
粒餡、黄粉、加賀棒茶、アーモンド・ココナッツの定番と日替わり10種セット2,120円〜。地元素材を使ったおはぎも名物。