モロッコについて
首都はラバト、人口約3,603万人。食文化は先住民のベルベル人にルーツを持ち、周辺のアラブ系住民が多い国ほどは辛くない。
主食はパンやクスクス。タジンに肉や野菜、スパイスやドライフルーツを投入して作る煮込み料理は家庭では定番で、グレービーなソースがパンに合う。
ル マグレブ(二子玉川)
モロッコの邸宅のような店内。
「現地の宮廷に迷い込んだ気分になってほしくて」。
オーナーシェフのホシュさんは選りすぐりの器で料理を提供する。スパイスで素材の滋味を引き出した鶏肉のタジン煮込み。モロッカンサラダは柑橘の風味が爽やかだ。食後はミントティーとバクレールがモロッコではお馴染みの組み合わせ。
モロッコを楽しむ映画
『モロッコ、彼女たちの朝』
パン屋を営む女性がホームレスの妊婦を家に迎え入れ、パン作りを通して心を通わせるヒューマンドラマ。「モロッコのクレープ“ムスンメン”や、伝統食で紐状のパンケーキ“ルジザ”など、ローカルなフードも盛りだくさん」(矢田部)
セレクター:矢田部吉彦(前東京国際映画祭作品選定ディレクター)
やたべ・よしひこ/2021年よりフリーランス。不定期で映画上映会を開催。
モロッコ語で言ってみよう
現地の言葉で「ありがとう」:サハ
現地の言葉で「おいしい」:ズウィナ