週末の酒がうまい、BRUTUSの聞くレシピ Vol.18「鶏肉のマスタード醤油マリネとソルティーレモンサワー」

季節が変わりはじめたことを、少しずつ感じていますが、日中は、まだまだ汗ばむ陽気。いわゆる残暑ってやつですね。そこで、季節の変わり目にぴったりな甘酸っぱい料理に、爽やかで涼しげなお酒を合わせます。

それでは、「鶏肉のマスタード醤油マリネとソルティーレモンサワー」を作っていこうと思います。

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まずは、レモンを効かせた醤油だれを作ります。ボウルにしょうゆ、レモン汁、水、砂糖、粒マスタードを加えて、よく混ぜます。

とりもも肉はそぎ切りにして、マッシュルームは薄切りにします。マッシュルームは生で食べるとフレッシュな香りが、料理のアクセントになって最高です。

次に、とりもも肉に塩と片栗粉をまぶし、フライパンに多めの油を入れて焼いていきます。片栗粉をつけて焼くと、後でタレとよく絡んでくれるので、忘れずにつけましょう。とりもも肉を焼肉の要領で上下を返しながら焼き、途中で、ししとうを加えて一緒に焼きます。

焼き上がったら、醤油だれの中にとりもも肉とししとうを入れて混ぜます。

あとは、器に盛り付けて、マシュルームとパルミジャーノをのせればできあがり。

今回は、この完成形にひと手間加えたアレンジレシピを2つ紹介しておきます。

盛り付け後に、キムチとごま油、韓国唐辛子を振りかけます。粒マスタードとキムチは相性が良いと常日頃感じているペアリングです。

もう一つは、パクチーとライムの薄切り、クミンシードをかけます。これは、エスニックな雰囲気が出て、じめじめした日にもぴったりな味付けです。

料理は、アレンジを少し加えることで、その味わいや見た目を変えることができ、盛り付ける器の幅を広げてくれます。また、器を変えることで食卓の雰囲気を変え、違った食事の楽しみを増やしてくれる。料理と器は、とてもいい関係です。

鶏肉のマスタード醤油マリネとソルティーレモンサワー

材料　２～３人分

・とりもも肉………………1枚
・ししとう…………………8本
・マッシュルーム…………4個
・パルミジャーノ…………適量
・塩…………………………ふたつまみ
・片栗粉……………………適量
・サラダ油…………………適量
〈A〉
・しょうゆ…………………大さじ1
・レモン汁…………………1個分
・水…………………………大さじ2
・砂糖………………………大さじ1/2
・粒マスタード……………大さじ1

作り方

鶏肉のマスタード醤油マリネ
（1）ボウルに〈A〉を入れてよく混ぜる。
（2）とりもも肉はそぎ切りにし、マッシュルームは薄切りにする。
（3）とりもも肉に塩をふり、片栗粉をまぶす。
（4）フライパンで多めのサラダ油を温め、（3）を上下を返しながら焼く。途中で、ししとうを加えて一緒に焼く。
（5）（1）に（4）を入れて混ぜ、器に盛り付け、マッシュールと削ったパルミジャーノを振る。

アレンジ1：キムチ、ごま油、あれば韓国唐辛子の粗挽き
アレンジ2：パクチー、クミンシード、ライム

ソルティーレモンサワー
グラスのふちにレモンの果肉をこすりつけ、塩をつける。
氷とウォッカを入れ、レモンを搾り、炭酸を注ぐ。