
日用品図鑑 〜茶器、コート、保湿アイテム、寝具編〜
edit: Mami Wakao
茶器
陶芸作家・生形由香のカップ&ソーサー
〈annorum〉田中貴之

はじめて出会ったのは、数年前の個展でした。
描かれている模様の素朴さや、その佇まいが好きで、コツコツ買い集めるようになりました。
朝の誰もいないお店の中、ひとりでこのカップ&ソーサーで飲む珈琲の時間が至福です。
タナカシゲオさんの茶壺、茶杯
〈hitonoto〉安田奈央、Nik van der Giesen夫妻

奈良県明日香村の築約280年の古民家に暮らしながら創作されているタナカシゲオさんの茶器は、岡山県牛窓町の〈御茶屋跡〉で一目惚れし購入。佃眞吾さんの我田盆にのせていつでもお茶を淹れられるよう備えています。
2023年から茶人の堀口一子さんの中国茶教室に伺うようになり、美味しいお茶を淹れられるよう試行錯誤する日々です。
〈STUDIO PREPA〉のガラスティーポット
ショップスタッフ・kiko

凛とした佇まいにひと目惚れした〈STUDIO PREPA〉のガラスティーポット。デザインの美しさはもちろん、湯ぎれの良さや洗いやすい口の広さといった、日常での使いやすさも気に入っています。少しずつ茶葉が開いていくさまや、お茶の色味を目で見て楽しめるのも嬉しい。
母から譲り受けた湯冷まし
unisteps共同代表・鎌田安里紗

たしか韓国のもの。
朝の白湯を冷ますのに使ったり、お茶休憩の紅茶を冷ましたり。
〈陶工房みしまや〉陶器のコップ
アートディレクター・高木公美子

旦那の母が〈陶工房みしまや〉という名前で作家活動をしているのですが、そのコップや器を普段から使っています。温かみがあって少しヘンテコで。とくにトリのコップがお気に入り。
作陶家の義父・小髙辰也の湯呑
フォトグラファー・小髙彩子

陶芸家の義父、小髙辰也が生前に製作した湯呑。
私が陶芸を始めるきっかけにもなった義父の作品たちは、器としての役割以上にアートとしての魅力があり大事に使っています。
自分で作陶すればするほど、義父の細やかな絵付け技法や感性に驚かされます。
スティーブ・ハリソンのマグカップ
スタイリスト・井伊百合子

〈アーツアンドサイエンス〉にて購入しました。もう14年ほどの付き合いになります。
毎朝子どもたちを見送った後におとずれる、束の間の休息。コーヒーやハーブティーなどその日の気分で一人お茶を飲む時間を共に過ごしてきました。
少しずつ集めているスティーブのマグの中でも少し小ぶりなのがこちら。この一杯が短い朝のティータイムにちょうど良いのです。
祖母から譲り受けた中国茶器
建築家・日髙海渡

光をかざすと部分的に明るく透き通って見える、“蛍手”という技法が用いられています。
茶器自体の色や柄も好きですが、光も柄の一部にしてしまう工夫がとても素敵です。
長野大輔さんの土瓶
写真家・砺波周平

お茶が大好きな三姉妹のために土瓶が欲しいと思っていた矢先に、長野さんの窯へ取材に行くことに。
高知の山奥で自力の窯を作り、農業の傍らコツコツと器を焼き続ける長野さん。この無骨な土瓶を見せてくれたとき、これしかないと思いました。
〈2016/ arita〉のティーポットとカップ&ソーサー
ライフスタイリスト・ミー

神戸の〈VAGUE KOBE〉で見つけた〈2016/ arita〉のティーポットとカップ&ソーサーのセット。
ソーサーが蓋になる機能やシンプルで美しいフォルムがお気に入り。毎日朝晩とお茶を飲む我が家で重宝しています。
〈HARIO〉のデカンタと吉田直嗣の湯呑み
編集者・長嶋太陽

コーヒーをたくさん美味しく飲みたい。〈HARIO〉のデカンタは、そんな願いに応えてくれる無駄のない道具。見た目が良く、洗いやすく、価格は1500円くらい。7、8年前からほぼ毎日愛用していますが、壊れません。
湯呑みは、先日〈BIOTOP〉での展示の際、直嗣さんにインタビューをさせていただいて、その時に購入したもの。「新型としてやってみましたが、作るのが大変すぎたのでこれっきり」とのこと。
骨董の蕎麦猪口
養生家・鈴

〈器まるかく南平台〉さんで出逢った骨董の蕎麦猪口を湯呑み代わりにしています。
朝一番のお白湯と骨董からのぼる湯気が愛おしい時間に。欠けた部分も金継ぎしながら長く使っています。
故金あかりさんの片手土鍋と茶杯
〈Verseau〉村田美沙

以前、〈mont et plume〉のポップアップでご一緒した、陶芸家の故金あかりさんに作っていただいた片手土鍋と少し大きめの茶杯。
片手土鍋は毎日使いたくなるデザインで、一人分のハーブティーを煮出すにはちょうどいいサイズ感です。茶杯はヨーグルトを入れたりなど、様々な食事の場面で使えるところもいいなと思っています。
新中式のガラス茶器
プロデューサー・陳暁夏代

新中式のガラス茶器。「新中式」は近年の中国トレンドで伝統を現代風に解釈したアイテムのこと。これは昔の水差しがモチーフ。
積み書を夜な夜な消化するため、読書のお供に雲南普洱茶。ガラスは美しいお茶の色味を鑑賞できるのでとても良い。
茶器が美しいと、茶も丁寧に淹れるという相乗効果あり。
「香林居」オリジナルの九谷焼茶器
ホテルプロデューサー・龍崎翔子

金沢のホテル「香林居」のために、九谷焼の名窯〈錦山窯〉に作っていただいた茶器。
「香林居」の開業にあたって、土地の空気感を表象できるような九谷焼はないだろうかとインターネットの海に漕ぎ出した時に偶然出会ったのがこの「浮世」シリーズ。
作家さん曰く、雨の多い石川県の、雨上がりの夕空の色を表現したのだとか。伝統的な加賀五彩ではなく、淡い色がゆるやかに解け合う曖昧な絵付けに、この土地に流れる薄靄がかかった気配を感じます。
インゲヤード・ローマンの陶器
クリエイティブディレクター・柳原照弘

陶芸家でもあるインゲヤードがスウェーデンのスコーネで焼いてくれた器。
本来はジャム瓶としての用途ですが、窪みが手に馴染んで、毎日のコーヒーに欠かせなくなりました。
ジャケット
〈Andrew Driftwood〉のバルマカーンコート
〈annorum〉田中貴之

デッドストックのリネン生地を染め直してつくられているコートで、袖を通した瞬間に一目惚れでした。
着るたびに馴染んでいくように落ち着く色味や風合いが、まるでアンティークのようでどんどん愛着が湧いてきて、冬はこればかり着ています。
〈MITTAN〉のガラ紡生地のジャケット
〈hitonoto〉安田奈央、Nik van der Giesen夫妻

クラフトフェアまつもとで出店されていた〈Roundabout〉で買った〈MITTAN〉のガラ紡生地のジャケット。黒い服が多い我々ですが、肌寒い時期にはこのジャケットをユニフォームのように着ています。夫婦でサイズ違いで同じコートを持っており、ペアルックになることも。一度ポケットがほつれたので〈MITTAN〉のリペアサービスで直していただき、これからも活躍しそうです。
〈WIRROW〉のウールカシミヤコート
ショップスタッフ・kiko

ユニセックスならではの空気感に惹かれて、もう6年近く追っているブランド。素材や着心地の良さ、そして何より服そのものが纏っている雰囲気が好きです。コートは5年ほど前に購入しましたが、袖を通すたびに素敵だなと感じる一着。これからも長く着続けていきたいアイテムです。
〈THE NORTH FACE〉のダウンunisteps共同代表・鎌田安里紗

微生物の発酵プロセスによって生み出される新素材「Brewed Protein™」の糸が使われている。ふとんを着ているみたいに温かい。
〈'S Max Mara〉のコート
アートディレクター・高木公美子

母と妹と家族でお揃いで購入したコート。シンプルなシルエットの服は、良いものを長く着るようにしています。軽くて暖かくて女性らしくて、最高です。
〈THE NORTH FACE〉 × 〈HYKE〉のダウン
フォトグラファー・小髙彩子

購入してから毎年冬が楽しみになるほどお気に入りのダウン。今までダウンは着こなす自信がなく購入したことがなかったのですが、見た目はもちろん、温かさに衝撃を受けました。
これがあればどんなに寒いところでも安心して行けるので、こまめにメンテナンスをしながら大事に使っています。
〈LUCIO VANOTTI〉 のマキシ丈コート
スタイリスト・井伊百合子

ルーチョバノッティはミラノのデザイナーで、シックな色使いやユニセックスなムードが自分のワードローブに重なり毎シーズン気にしているブランドの一つです。
コートは丈の長いものが好きなのですが、ちょうど足首が見えるくらいのマキシ丈とピンクがかったベージュの色が気に入っています。メンズ仕立てですがほっそりとしたシルエットでエレガントさがあるのも魅力です。
〈ISSEY MIYAKE MEN〉の西陣織のコート
建築家・日髙海渡

あらかじめ色を染め分けた糸を組み上げる“絣”の技術で作られた、大胆で不規則な模様の生地からできています。
自宅のコンクリート壁との合わせもよく、着ていないときは飾って楽しんでいます。
〈ヨーガンレール〉のシルクコットンダウン
写真家・砺波周平

このダウンを羽織ったとき、鳥ってこんな感じなのかもしれないと本気で思いました。
ふわっと体が浮くような軽さと、肌に触れるシルクコットンはしっとり滑らかです。そして何より暖かい。
鈍い光沢が絶妙な美しさを醸し出しています。一生ものとはこのことだと思いました。
〈HYKE〉のスプリングコート
ライフスタイリスト・ミー

私のワードローブに定番入りした〈HYKE〉のスプリングコート。春秋と肌寒いとき一枚羽織れるアウターがあると山暮らしで重宝します。
皺になりにくい生地なので旅行や出張でも使いやすいのがお気に入りです。
〈LEMAIRE〉のコート
編集者・長嶋太陽

曖昧な色、ゆらぎのある素材、独自のパターン。わかりやすい記号ではなく、全てが抽象的な輪郭のなかで成立しているロングコート。
〈ESSAY〉のコート
養生家・鈴

長く愛用している一枚。男性的なシルエットが背筋を伸ばしてくれます。
どんなシーンでも着ることができるので、少し肌寒い季節がいつも楽しみです。
〈相良-sagara-〉の柿渋染めのウールアウター
〈Verseau〉村田美沙

植物染めの洋服が好きで、一つとして同じ形や染め柄がない〈相良-sagara-〉の衣を愛用しています。
特別な一着を選ぶのは迷いましたが、このアウターは柿渋染めの表情が印象的で、これだ!と思いました。ウールなので暖かくて外で茶会をするときにも重宝しています。
〈KEISUKE YOSHIDA〉のロングコート
プロデューサー・陳暁夏代

〈KEISUKE YOSHIDA〉のFALL-WINTER 2023 COLLECTIONで一目惚れして購入したロングコート。
普段は全身黒い服しか纏わないので、シルエットや生地の良さを大事にしている。一枚サラッと着るだけで完成する美しさ。冠婚葬祭これ一着。
〈Supreme〉×〈THE NORTH FACE〉のジャケット
ホテルプロデューサー・龍崎翔子

この夏に買った〈Supreme〉と〈THE NORTH FACE〉のコラボジャケット。
富士山登山が急遽決まり、アウトドアでもプライベートでも着られるものが欲しい……と思って入手した、思い出の一着です。袖を取り外せる仕様なので、季節を問わず着られる優れもの。
また、仕事柄、現地調査や開業準備などで工事現場に行くのですが、どことなく作業着っぽく見えるのも密かな愛用の理由(作業着姿の方に混ざって小綺麗な服を纏うとなんだか浮いてしまって居心地悪いので)。
〈The crooked Tailor〉のコート
クリエイティブディレクター・柳原照弘

「ひねくれた仕立て屋」という意味の通り、テーラーの技術で細部にまでこだわりを見せるブランド。
実はこれレインコートにもなるので、雨の日にも明るい色を着ることができ気分が上がります。
保湿アイテム
牛乳石鹼(赤)
〈annorum〉田中貴之

かれこれ15年以上愛用しています。よくある液状のぬるっとした感覚がどうしても気持ち悪かったのと、大学生時代の当時、かっこよかった先輩に憧れて使い始めたのがきっかけ。立ちすぎない泡や、適度なさっぱり感が心地よく使い続けています。他に保湿ケアは一切してないのだけど、それってもしかしてこの石鹸のおかげだったりして(笑)。
〈Aēsop〉のボディバーム
〈hitonoto〉安田奈央、Nik van der Giesen夫妻

〈Aēsop〉のレゾルート ボディバーム。乾燥肌なので、カサついたなと思うたびにワンプッシュ。スパイシーな香りです。
〈MATIN et ETOILE〉のハンドクリームショップスタッフ・kiko

友人からの贈り物でもらって以来、気に入って使い続けています。手のひらに伸ばすとしっとりと潤い、ほどなくしてさらりとした質感になってくれるので、仕事中にも重宝します。ネロリやハーブのやわらかな香りは気分のリフレッシュにも。
〈O skin & hair〉のオイル
unisteps共同代表・鎌田安里紗

肌でも髪でもマルチに使える。毎朝のスタイリングや眠る前のマッサージに。さらさらすぎずベタつかず。香りがおだやかでほっとします。
〈Hermès〉のリップバーム
アートディレクター・高木公美子

リップクリームはすぐ失くしてしまうので、本当にお気に入りのものを購入したら大切にするかなと思い、このリップに辿り着きました。持っているだけでテンションがあがる必需品です。
〈HOL〉 natural multi oil
フォトグラファー・小髙彩子

ファッションブランド〈RIM.ARK〉によるライフスタイルブランド〈HOL〉のオイル。主にヘアオイルとして使用していますが、全身に使えるので手に残ったオイルをそのまま乾燥が気になる箇所に馴染ませています。
軽めだと物足りないし、重めだと匂いが気になる……。と、なかなか好みのオイルに出会えなかったのですが、こちらはしっかり保湿力がありながら香りも好みで、出会ってからはこれ一択。
リフィルで注ぎ足しながら、2拠点生活をしている東京と長野のどちらの家にも常備しています。
〈NATURE PLANTS SKIN CARE〉 のリップバーム
スタイリスト・井伊百合子

〈ネイチャープランツスキンケア〉は、メイクアップアーティストの守本理恵さんが沖縄の自然や島の暮らしから学ぶ中で生まれたスキンケアのブランドです。
このリップバームはミツロウ、サチャインチオイル、モリンガオイルなどの天然成分でできていて唇の保湿はもちろんですが、ちょっとした傷やささくれに塗ると治ってしまうほど。
乾燥の季節には心強く、2人の子どもたちにも一本ずつ持たせています。
〈HAUT〉の「No03 FACE/LIP BALM」
建築家・日髙海渡

リップだけではなく、目元、小鼻などの顔まわりの乾燥する箇所に塗れるマルチバームです。
一見リップクリームに見えないような、文字の羅列による洗練されたデザインも素敵で、自宅でも外出時も使っています。
〈野田琺瑯〉の丸型洗い桶 8L
写真家・砺波周平

冬は薪ストーブをガンガンに焚くので、常にストーブの上には加湿用のタライがのります。
大容量の野田琺瑯の桶は大量に水を入れられて、強火にも耐えられるので重宝しています。
子どもが雪遊びから帰ってきたら足湯にすることもあります。
〈KINFOLK〉のハンドクリーム
ライフスタイリスト・ミー

韓国旅行のお土産に友人からいただいた〈KINFOLK〉のハンドクリーム。ベタベタせずのびがいいので使いやすく、グラス系の爽やかな香りにも癒やされます。
仕事柄水仕事が多く手が荒れやすいのでハンドクリームでの保湿を心がけています。
〈コスメデコルテ〉のリポソーム
編集者・長嶋太陽

ヘアメイクの友人が激推ししていて買ったもの。使い始めて1週間くらい。何が良いのかはまだよく分かっていないけれど、確かに頬が良い感じかも。
誰もが発信できる時代だからこそ、「信頼できる専門家の声を聞くこと」を大切にしたいです。
〈ババグーリ〉の「杏の種のオイル」
養生家・鈴

インド・ヒマラヤの野生の杏を手摘みした、杏の種の核(杏仁)のオイル。
馴染みがよく顔や身体、へアオイルとしてもマルチに使えるのでお気に入り。優しく香る杏の香りが心地よさを増してくれます。
石油ストーブと土瓶
〈Verseau〉村田美沙

住んでいる京都の山のふもとは毎冬寒くて、より暖まる石油ストーブを使うのですが、保湿ケアとしてストーブの上に土瓶を置いています。
使いかけの生姜やみかんの皮、少し湿気ってしまったハーブを土瓶に入れておくと、蒸気が漢方薬局のようなよい香りになります。
土瓶は台北で茶人をしている友人から購入しました。旅先ではその土地の文化を体感できるお茶の道具をいつも探しています。
〈象印〉のスチーム式加湿器
プロデューサー・陳暁夏代

リサーチの果てにたどり着いた象印スチーム式加湿器。赤ちゃんのいるお宅でも人気と聞き即決。
水を沸かし蒸気で加湿するだけ。8時間以上使える大容量。ありがとう象印。
〈Petrichor〉のボディミルク
ホテルプロデューサー・龍崎翔子

〈Petrichor〉は、〈香林居〉のためのアメニティブランド。
あまり乾燥に悩んでこなかった人生なのですが、最近はお風呂上がりにそのまま顔に手に全身に塗りたくっています。雨上がりの草木の香り、という名前だけあり、全身すべすべでほんのりいい香りに包まれながらベッドに飛び込む瞬間はとにかく最高。
ハンドソープとのセットは個人的な贈り物の定番です。
〈D.W.M.〉の化粧水
クリエイティブディレクター・柳原照弘

香りのアーティスト・和泉侃が、植物の進化をコンセプトに作った香りの構成の化粧水。
使うたび、仄かな香りに癒やされます。テクスチャも気に入って愛用しています。
寝具
陶芸作家・生形由香のカップ&ソーサー
〈annorum〉田中貴之

はじめて出会ったのは、数年前の個展でした。
描かれている模様の素朴さや、その佇まいが好きで、コツコツ買い集めるようになりました。
朝の誰もいないお店の中、ひとりでこのカップ&ソーサーで飲む珈琲の時間が至福です。
〈松本民芸家具〉で購入したベッドピラー
〈hitonoto〉安田奈央、Nik van der Giesen夫妻

〈松本民芸家具〉のお店で手に入れたインドの布をベッドピラーとして使っています。朝起きて、最後にベッドを出た人がベッドメイキングをします。キルトの上は、ハチワレ猫・おとちゃんの昼寝スポットにもなっています。
〈TEKLA〉のパジャマ
ショップスタッフ・kiko

そろそろ質の良いものが欲しいなと考えていたときに出会った〈TEKLA〉のパジャマ。襟の形や大きめのポケット、すっきりとしたストライプ柄といった、いかにもパジャマらしいデザインが好み。やわらかくもハリがある生地の心地よさは、ファブリックブランドならでは。
〈Good Night Suit〉のパジャマ
unisteps共同代表・鎌田安里紗

生地のプロフェッショナル・神鳥智有さんが生み出す最高のパジャマ。素材選び、染色、縫製、梱包まで、全てに愛と熱量を感じます。
〈TEKLA〉の寝具
アートディレクター・高木公美子

シーツもカバーも枕もパジャマも〈TEKLA〉で統一しています。幼少期から色にこだわりがあり、シンプルだけど鮮やかな色合いが気に入って使っています。なぜか寝室が家の中で一番ポップかもしれません(笑)。
〈無印良品〉の脚付マットレス
フォトグラファー・小髙彩子

セミシングルを2つ並べるとちょうどクイーンサイズになるので、普段はクイーンサイズのシーツをかけてひとつのベッドのように使っています。
お互い寝返りや寝起きの振動が気にならず、ばらしても使えて、かさ張るベッドフレームを購入する必要もない。今の私たちの生活スタイルに合っていると感じています。
〈ÉCHAPPER〉のデュべカバー
スタイリスト・井伊百合子

〈エシャペ〉のディレクターである久崎康晴さんの素材への探究心と、ものづくりへの愛情の深さには長らく信頼と尊敬をしてきました。
ブランドの顔であるリネンのタオルの大ファンで、パジャマ、茶綿のブランケットなども愛用していますが、引っ越しを機にベッドを買い替えるタイミングでデュべカバーをオーダーさせてもらいました。
ピュアホワイトのリネンのさらりとした肌ざわりと清廉とした佇まいに眠りにつく時間をより良きものにしてくれています。
〈LALACA〉の電気毛布
建築家・日髙海渡

普段から窓辺のデイベッドで昼寝をするのですが、冬の間は窓から冷気がくるので電気毛布に包まるととても心地よいです。
電気毛布ですが毛布自体の質感がよく、肌にも空間にも馴染みます。
寝具ブランド〈sinso〉のスタンダード羽毛布団
写真家・砺波周平

寒冷地に住んでいるので、我が家は羽毛布団が欠かせません。
この羽毛布団はとっても軽くて、暖かいのはもちろん、吸湿発散性に優れているので、厳寒期から初夏までサラッとしていて気持ちよく安眠できます。
お気に入りのカバーの深青は、まるで深い海の色のようです。
〈NOWHAW〉の“kung-fu”パジャマ
ライフスタイリスト・ミー

デザインに一目惚れして選んだ〈NOWHAW〉のパジャマ。
コットン生地の着心地も気持ちいいし、カンフースタイルもかわいくてセットアップで着るのが楽しい。
暮らしにまつわるアイテムは、寝るときの物でもお気に入りを選ぶようにしています。
〈ヘインズ〉のビーフィーT
編集者・長嶋太陽

良い眠りに効くのは、ブランケットやシーツより肌に密着する、Tシャツ。さまざまなTシャツを試してきましたが、〈ヘインズ〉のビーフィーTが部屋着・日常着には最適。
生地の厚さ、手に入りやすさ、価格の安さ、ネックの幅。眠るときに着ていても疲れない。程よく柔らかいけれどタフで、一枚でも透けずサマになる。20枚くらい持っています。「何も考えず雑に扱える」という機能に勝るものはないでしょう。
繰り返し使える温熱カイロ
養生家・鈴

旅する中で出逢った、お気に入りの温熱カイロ。
蒸し器であたためてお腹や足元に置いて寝ると、身体がリラックスしていき深く眠れる気がします。
〈Watanabe Textile〉のブランケット
〈Verseau〉村田美沙

ウラジロモミのように、表裏で異なる色合いのブランケット。作り手の渡邊竜康さんがいつも見ているという富士吉田の自然風景が生地から伝わってきます。
肌触りも心地よくて、心も体も満たされるブランケットだと思います。
実家の毛布
プロデューサー・陳暁夏代

母から届いた実家の毛布。掛けて寝ると摩訶不思議。とんでもなくぐっすり眠れる。ちょっと重くてちょうどいい。柄はご愛嬌。
〈Sleepy Tofu〉のマットレス
ホテルプロデューサー・龍崎翔子

台湾からやってきたマットレスブランド〈Sleepy Tofu〉(スリーピー・とうふ)。「寝る」という行為そのものだけでなく、生活の舞台としての「ベッド」にフォーカスしているのがお気に入りのポイント。
ベッドでスマホを見たり、作業したり、読書したり、アイスを食べたり……というとなんだかお行儀が悪いようで後ろめたさも感じるのですが、そんなルーズでレイジーな生活自体を許し、愛せるような気持ちにさせてくれるブランドです。
〈majotae 9490〉のピローケース
クリエイティブディレクター・柳原照弘

今年のミラノデザインウィークでお披露目された〈majotae 9490〉。
日本で古来、大切に使われてきた⼤⿇布(ヘンプ)が素材でありながら、シルクのようなしっとりとした質感が特徴です。
デザインに携わらせていただいたので、一足早くサンプルを使っています。