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テーマは“食とカルチャー”。『MCNAI MAGAZINE』が今、雑誌を作る理由

誰に何を言われることなく、気になるテーマを取材し、自由に編集する。インターネットに逆らうように、続々と生まれる粒揃いの雑誌たち!“食とカルチャー”がテーマの『MCNAI MAGAZINE』はなぜ今、雑誌を作るのか。

photo: Jun Nakagawa, Shu Yamamoto (magazine) / text: Neo Iida

ユースが考える、理想的な食体験

「BRUNCH」「SAUCE」「TOGO」「PICNIC」「TASTE」と毎号食にまつわる切り口を設け、理想的な食体験を創造し続ける『MCNAI MAGAZINE』。

メンバーのTAKAさんいわく、名前の由来は「双子の弟のYOSHIがバイトで唯一楽しかったのが賄いの時間だったと話していて。バックヤードで仲間が集って賄い食べてラフに話すのって、素敵な時間だし、そういう体験を作りたいと思ったからですね」。編集部には20代前半の様々な経歴を持つ若きスタッフが集う。

当初はウェブマガジンとして「海外ラッパーがオリジナルのソースを発売」といった食の記事を載せていた。「でもインターネットは音楽も映像も何でもできるから、何がやりたいかわからなくなって。あえて写真とテキストだけの雑誌で勝負することにしました」。

不定期で行うパーティにも意味がある。「誌面では伝え切れないことを、イベントやポップアップなどリアルな空間で形に。クルーたちと一緒に、自分たちの理想の食体験を届けていきたいです」

MCNAI MAGAZINE編集部
MCNAI MAGAZINE編集部
総勢約10名。TAKA、KAZUKIらは神戸の高校の同級生で共に上京。編集、映像監督、DJ、テーラーなど精鋭が集う。