言問団子(曳舟)
常連の声から誕生した、贈物に適した逸品
向島で植木店を営んでいた初代が、顧客となる文人や歌人に団子を振る舞っていたところ人気を呼び、江戸末期に団子店を創業。在原業平が隅田川で詠んだ和歌から名づけられた言問団子は、小豆と白、味噌あんの3個セット。
「日本に団子が伝わった当時の状態を参考に、串に刺さずに提供するのが特徴です」と店主の外山和男さん。団子と
同様、北海道十勝産のふじむらさきを使った香り豊かな小豆あんを言問最中にも使用する。
店のトレードマークでもある都鳥を模したパリパリの皮で挟むのは、つぶしとこしを混ぜた自慢の餡。
じゃない方
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汽車での移動が当たり前だった時代に、地方への帰省などのおみやげ用にと、日持ちのする菓子をリクエストされ生まれた。小豆あんのほかに白あんもある。1個320円。
看板菓子
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小豆あんと白あんは、中にうるち米を使った餅が。白あんに京都の白味噌と新潟の赤味噌を混ぜた味噌あんは、外側をクチナシで染めた求肥で包む。1箱(3個入り)750円。