志゛満ん草餅(曳舟)
伝統の味とともに愛される下町の銘菓
明治2(1869)年、隅田川の渡船場近くで草餅を供する茶店としてスタート。看板商品である草餅は、今なお創業当時の製法を継承する。餡を作る際は、あえて渋切り(小豆のゆで汁を捨てること)を行わない。そうすることで、「ヨモギの香りに負けない、ガツンとした小豆の味になる」と4代目の鈴木健志さん。
一方、店の新たな名物にと25年前に誕生した栗きんとんどら焼は、青エンドウ豆を使った緑色の餡が特徴的。皮のしっとり感を生かすような、さらっとした食感の餡と蜜栗、バタークリームが三位一体となっている。