力餅家(鎌倉)
鎌倉の伝統行事にちなんだ郷土菓子
江戸時代から320年以上、9代続く和菓子店。近くの御霊神社(ごりょうじんじゃ)で祀(まつ)られている、平安時代後期の武将・鎌倉景正の通称“権五郎”(ごんごろう)にあやかり、看板商品の権五郎力餅が誕生。
つきたての餅をくるむのは、口溶けの良いこしあん。製餡所から取り寄せ、配合は独自で行うという餡は、飽きがこないようあっさりとした味わいに。
福面まんじゅうも御霊神社に縁がある菓子で、例年9月に同神社が行う面掛行列のお面が象られている。軟らかなカステラ生地の中には、滑らかなこしあん。権五郎力餅の餡と同様、さっぱりとした味わいだ。
じゃない方

面掛行列の主役であるおかめを筆頭に、御霊神社の福神である福禄寿など、行列に登場する11の面の形を揃える。一般的な人形焼きよりも大きめで満足感あり。1個180円。
看板菓子

鎌倉みやげの定番。毎朝、開店時間に合わせてつく餅は添加物不使用で素朴な味わい。小ぶりなサイズで食べやすい。春には季節限定で草餅に変化する。1箱(10個入り)750円。