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フィレンツェ×玉島のコラボジェラート。岡山〈GELATO OBLATE.〉

日本各地で、個人で営む専門店が活気づいている。地産の食材がそのままアイスの個性になる。作り手の背景も、アイスの数ほど多様。なぜ、どんなアイスを作るのか、それぞれのアイスと人の物語。

初出:BRUTUS No.1009「本当においしいアイスクリーム」(2024年6月3日発売)

photo: Nobuaki Murakami / text: Hiromi Kuratune / edit: Mutsumi Hidaka

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GELATO OBLATE.

フィレンツェ×玉島のコラボレーション

店主の西野大輔さんがジェラート作りで大切にしているのは食べ終えた時の満足度。すっきりとした後味のジェラートは、口の中で味や香りが変化する過程を楽しめる。西野さんの実家は元牛乳宅配店。時代の波で家業が苦しくなる中、41歳で一念発起してフィレンツェに渡り、本場のジェラートを学んだ。

帰国後、2018年に開業。「イタリアの味+玉島ならではの味を」と、イタリア産食材と、倉敷近郊で採れたセロリなどの野菜やフルーツ、地元〈菊池酒造〉の酒粕や梅酒の果実などを取り入れて故郷の味を表現する。

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