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イタリアンの名手の味わいを、気軽におやつで楽しむ。神奈川〈LABORATORIO〉

日本各地で、個人で営む専門店が活気づいている。地産の食材がそのままアイスの個性になる。作り手の背景も、アイスの数ほど多様。なぜ、どんなアイスを作るのか、それぞれのアイスと人の物語。

photo: Shin-ichi Yokoyama / text: Koji Okano / edit: Mutsumi Hidaka

LABORATORIO(ラボラトーリオ)

イタリアンの名手の味わいを、気軽におやつで楽しむ

イタリア・シチリア島の2ツ星とヴェネト州の3ツ星で、計1年の修業を積み、熱海にリストランテ〈LEONE9〉を開業した相松敏彦シェフ。一方、この店でジェラートにも力を注ぐのは、「地場の旬を楽しむ」というイタリアンの基本の考えを手軽に体感してほしいと思ったから。

初夏の小田原産ブラッドオレンジにはシナモンを効かせ、柑橘味を爽やかに。秋〜初春の味覚・キウイなら、緑の色味を残すべく丸のまま火にかけ、冷却後にピュレにする。相松シェフの知識と経験が構築するフレーバーは県内外を問わず評判だ。

神奈川〈LABORATORIO〉ジェラート
ダブル420円〜。《ブラッドオレンジシナモン シチリア風》のほかに県内産の茶葉を使ったフレーバーも。
神奈川〈LABORATORIO〉ジェラート

シングル380円〜。