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地元の老舗で培った技が生む、滑らかな食感が評判。群馬〈モンテリーシャ〉

日本各地で、個人で営む専門店が活気づいている。地産の食材がそのままアイスの個性になる。作り手の背景も、アイスの数ほど多様。なぜ、どんなアイスを作るのか、それぞれのアイスと人の物語。

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photo: Shin-ichi Yokoyama / text: Koji Okano / edit: Mutsumi Hidaka

MONTELISCIA GELATO & COFFEE(モンテリーシャ ジェラート&コーヒー)

地元の老舗で培った技が生む、滑らかな食感が評判

地元の人たちに30年以上も愛される〈ジェラート ミラノ本店〉で1年修業した後、2023年に開業した新井亜矢さん。「大切にしているのはジェラートの食感。糖分の配合を工夫して、桐生の特産品・絹織物の感触に通じるスムーズな舌触りを生み出します」。看板の《シルキーミルク》は、驚くほどソフトな口当たり。

また地場の旬の味わいを積極的に使用すべく、日々、生産者を訪問、季節の素材を用いたフレーバーの充実に努める。初夏に向けてはトウモロコシやブルーベリー、ウメやモモ、サクランボが登場する予定だ。