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生産者と一緒に米沢盆地の“旬”の味を届ける。山形〈ジェラート エン〉

日本各地で、個人で営む専門店が活気づいている。地産の食材がそのままアイスの個性になる。作り手の背景も、アイスの数ほど多様。なぜ、どんなアイスを作るのか、それぞれのアイスと人の物語。

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photo: Kohei Shikama / text: Hiroyo Yajima / edit: Mutsumi Hidaka

gelato en.(ジェラート エン)

生産者と一緒に米沢盆地の“旬”の味を届ける

果樹栽培、稲作、酪農が盛んな米沢盆地で「生産者と二人三脚の店」をコンセプトに島津祐介さんが営む。畑や枝ごとに異なる旬を1〜2日の違いで見極める腕利きの農家とタッグを組み、収穫直後の農作物を即加工。そんな贅沢な素材を3割以上使う。

高畠町〈翠玉園〉のサクランボを使ったソルベは、甘味と酸味の異なる2品種を使い濃密に。南陽市〈金山農園〉の朝採れアスパラは、蒸して甘味を引き出してから、飯豊町〈ながめやま牧場〉の放牧酪農牛乳と合わせる。〈黒澤ファーム〉の有機玄米は、米粒の食感も心地よい。

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