京都・岡崎〈グリル小宝〉のハイシライス
寄稿・tupera tupera
〈グリル小宝〉は、岡崎の美術館や動物園に行った後に、家族で行くことが多い。まず〈小宝〉という名前がめでたい!行っただけでご利益がありそうだ。
店内は気取った感じがなく、気遣いもさりげない昔ながらの洋食屋さん。メニューを広げると、あれもこれも食べたい気持ちになるのだけれど、やっぱり頼んでしまうのは大盛りの「ハイシライス」!硬めのご飯一粒一粒に、甘くコクのあるソースが絡み合ってとても美味しく、子供でもぺろりと平らげてしまう。
そしてここでは、お水のお代わりをするのを忘れてはいけない。ご主人が高所からお水を注いでくれるその美しい手捌(てさば)きに、ブラボー!と叫びたくなる気持ちをグッとこらえて、みんなで目を合わせてにっこりと笑いあう。お腹も心も満腹にしてくれる京都の名店だ。(筆)