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川崎〈アルコイリス〉で味わうペルー料理。WORLD GOURMET GUIDE Vol.27

世界中の料理店がギュッと集まる町、東京。1ヵ国1店舗、計30ヵ国を巡る食の旅へとご案内。その国のことをより深く知るための音楽・映画・本も、各分野のプロがセレクトしました。次の週末は、思い立ったらすぐ行ける外国へ。

photo: Kayoko Ueda / text (restaurant): Keiko Kodera / text (culture): Ryota Mukai

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ペルーについて

太平洋沿いの海岸地帯、アンデス山脈一帯、アマゾン流域の3つの地域に大別され、約3,297万人が暮らす。首都はリマ。移民の歴史は長く、明治時代には多くの日本人が移住。トウモロコシや唐辛子、ジャガイモ、魚介などを多食する文化はさまざまな移民の影響が混ざり合ったもの。

アルコイリス(川崎)

ペルーで幸運の象徴とされるTUMIというナイフが描かれた民芸品が飾られた店内。日本初の老舗ペルー料理店のメニューには、現地で多食される魚介やジャガイモ、内臓肉などを使った料理が50種ほど並び、南米が誇る“口福の国”のプライドが伝わる。調味料に醤油や酢を使うことも多く、日本人の食の好みにもマッチ。どこか懐かしい料理の味に心が癒やされる。

川崎〈アルコイリス〉店内
川崎〈アルコイリス〉店内

ペルーを楽しむ映画

『料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命』

国を代表するシェフ、ガストン・アクリオを追ったドキュメンタリー。ペルー固有の食材を中心に作る料理は、食のみならず国の文化をも体現する。「おいしそうな料理が目白押し。現地の生産者と会うシーンには旅情もあります」(矢田部)

『料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命』
『料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命』デジタル配信中 提供:スタイルジャム ©2014 Chiwake Films, All Rights Reserved

セレクター:矢田部吉彦(前東京国際映画祭作品選定ディレクター)
やたべ・よしひこ/2021年よりフリーランス。不定期で映画上映会を開催。

スペイン語で言ってみよう

現地の言葉で「ありがとう」:グラシアス

現地の言葉で「おいしい」:デリシオーソ

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