ガーナについて
首都はアクラ、人口約3,042万人。カカオの産地として有名。近隣の西アフリカ諸国と同じく、ヤムイモやキャッサバで作る餅状の主食とスープの組み合わせが定番だが、米もよく食される。またシトという、削り節入りのガーナ版“食べるラー油”が料理に多用されるのも特徴だ。
カラバッシュ(浜松町)
ガーナやセネガル、マリなどの西アフリカ料理を提供する。シェフのサラーさんはガーナ出身。朝食の定番・ワーチェは黒目豆入りの炊き込みご飯で、添えられたラムシチュー、シトの辛味が食欲を刺激。パーム油やタラの燻製を加えて複雑味を醸したスープ・テェナは、だしの風味が濃厚で、日本人には親近感が湧く。


ガーナを楽しむ本
セレクター:幅允孝(選書家)

ガーナの現代美術家、イブラヒム・マハマの作品集。カカオの輸送に使われる麻袋を大胆に利用した展示で知られる。「派手なアフリカンアートとは一味違う、静の作品群に国の歴史が感じられるはずです」(幅)。Kerber Verlag/5,084円。
英語で言ってみよう
現地の言葉で「ありがとう」:サンキュー
現地の言葉で「おいしい」:デリシャス