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浜松町〈カラバッシュ〉で味わうガーナ料理。WORLD GOURMET GUIDE Vol.28

世界中の料理店がギュッと集まる町、東京。1ヵ国1店舗、計30ヵ国を巡る食の旅へとご案内。その国のことをより深く知るための音楽・映画・本も、各分野のプロがセレクトしました。次の週末は、思い立ったらすぐ行ける外国へ。

photo: Kazuharu Igarashi / text (restaurant): Koji Okano / text (culture): Ryota Mukai

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ガーナについて

首都はアクラ、人口約3,042万人。カカオの産地として有名。近隣の西アフリカ諸国と同じく、ヤムイモやキャッサバで作る餅状の主食とスープの組み合わせが定番だが、米もよく食される。またシトという、削り節入りのガーナ版“食べるラー油”が料理に多用されるのも特徴だ。

カラバッシュ(浜松町)

ガーナやセネガル、マリなどの西アフリカ料理を提供する。シェフのサラーさんはガーナ出身。朝食の定番・ワーチェは黒目豆入りの炊き込みご飯で、添えられたラムシチュー、シトの辛味が食欲を刺激。パーム油やタラの燻製を加えて複雑味を醸したスープ・テェナは、だしの風味が濃厚で、日本人には親近感が湧く。

浜松町〈カラバッシュ〉店内
浜松町〈カラバッシュ〉店内

ガーナを楽しむ本

セレクター:幅允孝(選書家)

『Ibrahim Mahama Vanishing Points 2014–2020』Dominikus Müllerほか/著
『Ibrahim Mahama: Vanishing Points 2014-2020』Dominikus Müllerほか/著
ガーナの現代美術家、イブラヒム・マハマの作品集。カカオの輸送に使われる麻袋を大胆に利用した展示で知られる。「派手なアフリカンアートとは一味違う、静の作品群に国の歴史が感じられるはずです」(幅)。Kerber Verlag/5,084円。

英語で言ってみよう

現地の言葉で「ありがとう」:サンキュー

現地の言葉で「おいしい」:デリシャス

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