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新中野〈カサ・デ・エドゥアルド〉で味わうチリ料理。WORLD GOURMET GUIDE Vol.24

世界中の料理店がギュッと集まる町、東京。1ヵ国1店舗、計30ヵ国を巡る食の旅へとご案内。その国のことをより深く知るための音楽・映画・本も、各分野のプロがセレクトしました。次の週末は、思い立ったらすぐ行ける外国へ。

photo: Kayoko Ueda / text (restaurant): Keiko Kodera / text (culture ): Ryota Mukai

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チリ料理について

首都はサンティアゴ、人口約1,912万人。太平洋に面した細長い地形で、赤道に近い北部と南極に近い南部では気候風土が大きく異なる。スペインやフランスの影響を受けながら独自の発展を遂げたローカルフードも多数。900以上のワイナリーを持つワイン大国としても注目を集める。

カサ・デ・エドゥアルド(新中野)

「エドゥアルドの家」という店名通り、アットホームな雰囲気に心が和む都内唯一のチリ料理店。サービス精神が旺盛な店主のおすすめは海の幸が豊富に獲れる現地でも好んで食べられる魚介のマリネや、旨味が凝縮した丸鶏のオーブン焼き、朝から揚げたてを目当てに訪れる常連客もいるエンパナーダなど。本場と同じくスパイス使いは控えめ。シンプルで素朴な味を楽しみたい。

チリを楽しむ音楽

セレクター:吉本秀純(音楽ライター)
よしもと・ひですみ/音楽誌を中心に寄稿。『GLOCAL BEATS』を監修。

『La Cueca Presentada Por Violeta Parra』Violeta Parra
民族音楽をベースにした南米の伝統音楽「フォルクローレ」の歌い手、ビオレータ・パラが1959年に発表。2017年に再発売。「チリでは世代やジャンルを超え聴き継がれる国民的歌手。独特の節回しからこの地の音を感じられるはず」(吉本)

スペイン語で言ってみよう

現地の言葉で「ありがとう」:グラシアス

現地の言葉で「おいしい」:デリシオーソ

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