繁盛店の系譜を継ぐワンオペ店、携わる人々の思いを次代へ繋ぐ
数々の繁盛店で修業した中で「〈ウグイス〉の紺野真さんは、料理とワイン、両方のプロ。深夜の店の活気や、毎日出る空き瓶の量にも圧倒された」と振り返る。2019年、フランスで大きな試飲会『ディーヴ・ブテイユ』に参加、店名を「ワインバー」に決めた。
「独立前の自分を生産者たちに紹介してくれたのが〈ヴァンクゥール〉の池谷太輔さん。彼らのワインを伝えていきたい」。一人で開いた店は、瞬く間に予約困難に。旬の食材の瑞々しさを生かした料理は丁寧な仕事が伝わる味で、ワインの提案にも誠実さがにじむ。