Drink

Drink

飲む

ナチュラルワインのお店ガイド:幡ヶ谷〈サプライ〉目指すは軽やかなイタリアン酒場

もっと自由においしいワインと出会いたいなら、信頼できる“注ぎ手”と“売り手”を見つけることが近道です。首都圏を中心に全国の各都市まで、オープン5年ほどのバー、レストラン、酒場、酒販店……53軒と、その店主/オーナーを、おすすめの一本とともにご紹介。

photo: Tomohiro Mazawa / text: Ku Ishikawa

連載一覧へ

目指すは軽やかなイタリアン酒場。親しみやすいラインナップ

ソムリエールの小林希美さんの原体験は、美容師の専門学校卒業後、アルバイトをした〈ウグイス〉だ。当時22歳。「変わった香りがして、飲むと酸っぱい。でも気づいたら飲み干している。なんだこれは?と衝撃でした」。

本格的にワインを仕事にすることを決め、ワインバーで10年以上経験を積み、資格も取得。「クラシックなものにも触れ、ナチュラルワインの良さは親しみやすさだと確信したんです」。産地も種類も偏りがないのは、度量の広さを知ってほしいから。「サクッと飲むのも、ご飯に合わせるのも良い。大らかなんですよね」。

ラ・ソルガ ソルガズム 2020
ラ・ソルガ ソルガズム 2020/造り手は2008年に25歳の若さで独立したアントニー・トルテュル。「ファーストヴィンテージから飲んでいます。最初は瓶差が激しく、虫が入っていたことも(笑)。今は味が安定してきましたね」。グラス1,000円、ボトル6,000円。

連載一覧へ