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ナチュラルワインのお店ガイド:幡ヶ谷〈サニータ〉迷ったらオレンジワインを

もっと自由においしいワインと出会いたいなら、信頼できる“注ぎ手”と“売り手”を見つけることが近道です。首都圏を中心に全国の各都市まで、オープン5年ほどのバー、レストラン、酒場、酒販店……53軒と、その店主/オーナーを、おすすめの一本とともにご紹介。

photo: Jun Nakagawa / text: Ku Ishikawa

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グラスワインは約30種類。迷ったらオレンジワインを

16歳から飲食店で働き、デザイナーに転身してからもバーやレストランに携わった、店主のケニー・コルヴィンさん。「質の高いスタンダードなバーでありたい」と話す通り、手の込んだカクテルをはじめ、様々なお酒が揃うが、グラスは常時約30種と力を入れる。

サニータ(東京/幡ヶ谷)店主のケニー・コルヴィンさん

それもハウスワインから、2009年のヨスコ・グラヴナーといったレアものまで幅広い。産地もイタリアを中心に、ジョージアや東欧、オセアニアなど色々だ。なかでも思い入れが強いのはオレンジワイン。「荒々しいブドウの果実味の後に来る、複雑なフレーバー。初めて飲んだ時、心を掴まれました」。

イル・チェンソ プラルアール 2016
イル・チェンソ プラルアール 2016/造り手は、ローマ在住の元プログラマー、ガエターノ・ガルガノ。「オレンジワインらしさが完璧に出ている一本。アタックは少しウッディで、フィニッシュはオレンジの皮とラムレーズンのような味わいです」。グラス1,300円。

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