ミニマムな空間で対話し、店主と選ぶ楽しさ
酒販店で販売員として働いていた水野文さんが開業したのは2017年。店名はフランス語で“憩いの場”の意。「リラックスした空間で、肩肘張らずにワインが身近なものとして楽しんでほしい。そんな場所を作りたいと思い独立しました」。

好みを聞きながらその人に合った一本を提案したいと考え、リストは置いていない。「天候や造り手の努力、試みなどで年により味わいが変化します。それをお客様と共に理解し、楽しんでいきたいという気持ちから定番化はしていないです」。

photo: Satoru Nakano / text: Yuko Watari