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ナチュラルワインのお店ガイド:馬喰町〈リーヴル〉貴重なワインをバイ・ザ・グラスで。

もっと自由においしいワインと出会いたいなら、信頼できる“注ぎ手”と“売り手”を見つけることが近道です。首都圏を中心に全国の各都市まで、オープン5年ほどのバー、レストラン、酒場、酒販店……53軒と、その店主/オーナーを、おすすめの一本とともにご紹介。

photo: Masanori Kaneshita / text: Junko Nakahama

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貴重なワインをバイ・ザ・グラスで。
ちょっと珍しい地域もあります!

元バーテンダーの上原剛さんは、技術を高めたいと2年半過ごしたロンドンで、ナチュラルワインを発見。しかし本格的にはまったのは帰国後で、「仏・ロワールのサンソニエールの果実味のバランスの妙に心打たれました」。

リーヴル(東京/馬喰町)店主の上原 剛さん

近所にフランス、イタリアに絞った店も多い一方で、この店では、オーストリアやオセアニアの知られざるワインなども幅広く揃えている。提供はすべてグラス。「生産量の少ない貴重な銘柄をできるだけ多くの人に飲んでほしいから」がその理由だ。カウンターのみの店なので、お客同士で自然と会話が始まり、一体感が生まれるのも楽しい。

マリア・ウント・セップ・ムスター グラーフ・ソーヴィニヨン 2017
マリア・ウント・セップ・ムスター グラーフ・ソーヴィニヨン 2017/オーストリアを牽引する、南部シュタイヤーマルクの造り手。「最初は残糖があり微発泡だったので、寝かせることに。熟成を経るにつれドライになって、今最高においしいです」。グラス1,400円。

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