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ナチュラルワインのお店ガイド:幡ヶ谷〈キッチンかねじょう〉懐が深い一杯を立ち飲みで

もっと自由においしいワインと出会いたいなら、信頼できる“注ぎ手”と“売り手”を見つけることが近道です。首都圏を中心に全国の各都市まで、オープン5年ほどのバー、レストラン、酒場、酒販店……53軒と、その店主/オーナーを、おすすめの一本とともにご紹介。

photo: Natsumi Kakuto / text: Ku Ishikawa

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懐が深い一杯を立ち飲みで。土日は朝飲みも大歓迎!

フランスの惣菜と自家製パンをつまみに、ワインを楽しめる。「軽めの赤や醸した白など、フードを限定しないものを揃えています。家庭料理を出すので、ペアリングの幅は広いほど良い」と店主の上松晃大さん。

キッチンかねじょう(東京/幡ヶ谷)店主の上松晃大さん

その筆頭がフランスはローヌの新星、プティ・オラトアル。「収穫される10以上の品種が全部入り。色は赤ですが、そう言っていいのかわからないくらい色んな味がする。冷やしても常温でもおいしい。こういう定義しづらいワインこそ懐が深く、ラフな立ち飲みにピッタリだなと」。

プティ・オラトアル ラ・パルトゥーズ 2020
プティ・オラトアル ラ・パルトゥーズ 2020/南フランス・ヴァリギエール村の畑でビオディナミを実践する、30代の若き醸造家がロリ・ハオン。「“大人の夜のパーティ”を意味するキュヴェ名もユーモラス。頭を空にしてどうぞ!」。グラス1,100円、ボトル6,500円。

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