繰り返し飲むと見えてくる
造り手が込めた思いを味わう。
店主・西野文也さんいわく「ここは、パンとワインの相談所」。存在感を放つパンに対し、ワインが見当たらないのは、「お客さんと話して選びたいから。何度も通うと、好みのタイプを掘り当てる確率がアップします」。大学卒業後、“もの作りをしたい”と勤めたパン店にルーツはある。

そこではすごいラインナップのワインを売っていた。イベントで飲んだ山梨のボー・ペイサージュに魂を抜かれ、より極めたいと都内の醸造の現場にも出入りした。「同じ銘柄でも時と場合で印象が違うのが楽しい。“これ、もう飲んだ”と遠慮せずにぜひリピートを」。
