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週末の酒がうまい、BRUTUSの聞くレシピ Vol.14「オイルサーディンとオリーブのいなりピザと芋焼酎のソーダ割り」

最近、周りに料理上手な友達が増えてきた。どこの料理人から教わったのか、ちょっとしたひと手間で、ゲストを喜ばせたりして、なんだか羨ましい。自慢の一品をサラッと作れるスキルがあれば、週末の酒はもっとおいしくなるはずだ。気負わず簡単に作れる、とっておきのレシピを教えてくれるのは、料理家で〈and recipe〉主宰の山田英季さん。さて、今回のメニューは……。前回の「COEDO-BRUTUS SAÚDE SESSION PALE ALEと合わせる白湯豚鍋」も読む。

photo&text&recipe: Hidesue Yamada

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あっという間に春です。暖かくなると、喉をシュワシュワしたものが通る心地よさを味わいたくなります。ビール、ハイボール、酎ハイ。どれも好きですが、僕は「芋ソ」こと芋焼酎のソーダ割りを好んで飲みます。

少し癖のある芋の風味を炭酸水が、ぶわっと引き立てるなんとも男くさい飲み物ですが、これがたまりません。最近では、今回紹介する「だいやめ~DAIYAME~」のようにライチの風味がするものから、カルダモンのような華やかでスパイシーな香りのするもの、紅茶やベルガモットのようなフローラルですっきりとした味わいの芋焼酎も増えているのでぜひ、チェックしてみてください。

ポッドキャストで作り方を聞く

さて今回は、芋焼酎のソーダ割りに合わせて、オイルサーディンとオリーブのいなりピザを作りたいと思います。

まずは、にんにくを薄切りにします。最後の盛り付け以外に、調理で切るものはこれだけなので、楽ちんです。

刻まれたオリーブとニンニク
薄くスライスするだけ。

次に油揚げに具材をのせます。

チーズが載った油揚げ
料理が苦手な人や、子供でも簡単に作れる!

油揚げに、シュレッドチーズ、オイルサーディン、ブラックオリーブ、にんにくの順にのせ、なるべくにんにくにかかるようにオリーブオイルを回しかけます。こうすることで、にんにくがオリーブオイルの風味をまとって美味しく仕上がります。

簡単な料理なので、ポイントと呼べるところはないのですが、あえて言うならば、油揚げはケチらず美味しそうなものを使うこと、にんにくにオリーブオイルをかけること、これが味の決め手になります。

いなりピザ
チーズが溶けて、油揚げに焼き目がつくぐらいがちょうどいい。

あとはオーブントースターで、こんがりと焼き、最後に黒こしょうをふります。

いなりピザ
あとは食べやすい大きさにカットするだけ。

ささっと作れるおつまみなので、ぜひお試しください。

オイルサーディンとオリーブのいなりピザ

いなりピザ

材料 2人分

・オイルサーディン…1/2缶
・ブラックオリーブ…12枚(種なしスライス)
・油揚げ………………2枚(美味しそうなやつ)
・シュレッドチーズ…40g
・にんにく……………1かけ
・オリーブオイル……小さじ1
・黒こしょう…………少々

作り方

(1)にんにくを薄切りする。
(2)油揚げにシュレッドチーズ、オイルサーディン、ブラックオリーブ、にんにくの順にのせ、オリーブオイルをかける。
(3)オーブントースターでチーズが溶けて油揚げがカリッとするまで焼き、仕上げに黒こしょうをふる。
(4)好みの大きさに切って、器に盛り付ける。

DAIYAME
だいやめ~DAIYAME~
ひと口含んだだけで、フワッと広がるライチのような香りは、リキュールかと勘違いするほど。鹿児島県いちき串木野市の酒蔵傳藏院蔵が造るれっきとした芋焼酎で、県産の「香熟芋」の香りを最大限引き出した新体験の味が特徴。ソーダで割って、食前酒や食中酒として楽しむのがおすすめ。2,673円(傳藏院蔵

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