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週末の酒がうまい、BRUTUSの聞くレシピ Vol.5 韓国ドラマのお供、チャミスルでいただく「豚肉とレンコンのキムチ炒め」

最近、周りに料理上手な友達が増えてきた。どこの料理人から教わったのか、ちょっとしたひと手間で、ゲストを喜ばせたりして、なんだか羨ましい。自慢の一品をサラッと作れるスキルがあれば、週末の酒はもっとおいしくなるはずだ。気負わず簡単に作れる、とっておきのレシピを教えてくれるのは、料理家で〈and recipe〉主宰の山田英季さん。さて、今回のメニューは……。前回の「春のはじまり 牡蠣と菜の花の煮浸し」も読む。

Photo&Text&Recipe: Hidesue Yamada

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最近どうしてますか?と聞かれたら、「韓国ドラマにハマってしまいました」と答えます。

きっかけは、このご時世で旅行もできなくなり、その欲求を埋めるべく海外ドラマに手を出しまくった結果、韓国ドラマの沼にハマったわけです。

作品は、現代ドラマから、時代劇、SF、ファンタジーといろいろです。気に入っているのには、音も関係しています。韓国語の音がとても耳馴染みがよいのです。語順が日本語と一緒なので、間の取り方が似ているのかもしれません。

最近観たおすすめは、『王になった男』という時代劇です。王様の影武者だったはずの主人公が、悪どい王様に代わって、本当の王様になるという話。ヨ・ジングさんの、一人二役のお芝居のあまりのうまさに狂気すら感じる、とっても面白い作品でした。

さて、そんな韓国ドラマのお供には、甘辛いコチュジャン(韓国みそ)で炒めた「豚肉とレンコンのキムチ炒め」がピッタリです。
この料理、実はただの「豚キムチ」です。ただし、自分史上No.1の豚キムチです。

ポッドキャストで作り方を聞く

それでは、作っていきましょう。

豚バラ肉とにんにくの芽は食べやすい大きさに切ります。レンコンは食感が残るように5㎜ぐらいに切りましょう。

山田英季_豚肉とレンコンのキムチ炒め

キムチは5mmくらいの細切りにします。この「キムチを細切りにする」というのがポイントです。具材というよりは、豚肉とレンコンなどに絡み合うソース(調味料)のイメージです。

山田英季_豚肉とレンコンのキムチ炒め

さて、下ごしらえができたので、フライパンにごま油を温めます。

豚バラ肉を入れて、白っぽくなるまで炒めたら、キムチとレンコンを加えて、強火で炒めます。このとき、あまり菜箸でかき混ぜないのがポイントです。混ぜれば混ぜるほど、フライパンの温度が下がって、仕上がりが水っぽくなってしまいます。

山田英季_豚肉とレンコンのキムチ炒め

レンコンに火が通ってきたら、にんにくの芽とお酒を加えます。

山田英季_レシピ_豚肉とレンコンのキムチ炒め

最後にコチュジャン、しょうゆ、みりんで味をつけてごまを指で潰しながら振りかけます。

豚肉の脂身の甘みとレンコンのシャキシャキ食感、にんにくの芽の香り、炒めることによってコチュジャンの凝縮されたみその味。最高です。これにチャミスル(韓国焼酎)のほんのりした甘みが究極に相性がいい。

ぜひ、お召し上がりください。

韓国ドラマのお供、チャミスルでいただく「豚肉とレンコンのキムチ炒め」

山田英季_豚肉とレンコンのキムチ炒め

材料

・豚バラ肉…………150g
・レンコン…………100g
・にんにくの芽……1束
・キムチ……………60g
・酒…………………大さじ1と1/2
・ごま油……………大さじ1
・ごま………………適量
〈A〉
・コチュジャン……大さじ1
・しょうゆ…………大さじ1/2
・みりん……………大さじ1

作り方

1.豚バラ肉とにんにくの芽を3㎝幅に切る。レンコンは5㎜のいちょう切りにする。キムチは5mmくらいの細切りにする。
2.フライパンでごま油を温め、豚バラ肉、キムチ、レンコンを入れて強火で2分ほど炒める。
3.2に、にんにくの芽と酒を入れて、全体を大きく混ぜるように炒め、〈A〉を加えて味をつける。
4.器に盛り付けて、ごまを振る。

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