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鈴木鉄平が語る〈とん鈴〉のロースかつ定食特上

あの時食べたこんなとんかつ。青果ミコト屋代表・鈴木鉄平による味の記憶。

Photo: Kayoko Aoki, Tomo Ishiwatari, Kasane Nogawa, Kunihiro Fukumori, Hiroki Tsuji / Illustration: Naomi Tokuchi / Text: Hikari Torisawa, Yuriko Kobayashi, Koji Okano, Izumi Karashima / Edit: Keiko Kamijo

とん鈴(神奈川・柿生)

神奈川 とんかつ とん鈴
衣にチーズを加えて揚げるため、よりコク深い味わいに。¥2,052

コートで爽やかに汗をかいたら、銭湯で軽やかにその汗を流し、とん鈴で賑やかに豚を囲む。これが我がフットサルチームの定番コース。柿生の駅前、出し入れのしにくい駐車場と愛嬌のある豚の暖簾がとん鈴の目印。

粗目の衣がサクッと香ばしく、しっとりとうまみの広がるお肉に、ほんのりあまーい脂と、三拍子が揃ったロースかつ定食は僕が幼少期からのお馴染みの味。とんかつがうまいのはもちろんだが、厨房の職人さんの素っ気ない感じも好きで、愛想を振りまくくらいならうまいとんかつ揚げたるぜ!と背中で語ってくる。

そのくせ、お店の外にある看板には「ご来店ありがとうございました、またのお越しをお待ちしております」と愛らしい豚のイラストが微笑んでくる。そんなちょっとツンデレな感じもたまらなく好きなのです。