「Asia's 50 Best Bars」にも選ばれた恵比寿〈Bar TRENCH〉を率いるロジェリオさん。インバウンドの影響も相まってか、「東京でも世界的なレベルのサービスが楽しめる」新たなバー文化が広がっているという。
例えば〈Swig〉では、「多国籍な雰囲気の中で、シンプルでおいしいカクテル」を楽しめる。「親しみやすい一軒」と評する空間では、その一杯が異文化交流のきっかけになることも。ウイスキーやクラシックカクテルを楽しみたいなら、〈INC cocktails〉へ。〈ALTEC〉のスピーカーから流れるジャズの音色とともに、自家製で再熟成させたハウスウイスキーを味わうことができる。
もっとユニークなカクテルを楽しみたいなら、ホテルバー〈VIRTÙ〉へ。「ハイレベルなサービスの中で楽しむ一杯は格別」と、ロジェリオさんも太鼓判を捺(お)す。落ち着いた夜を過ごしたい時は、代官山の〈Flying Bumblebee〉がおすすめ。開放的なカウンターで「丁寧に作られた確かな味わいのドリンク」を楽しめば、日常を離れたひとときを過ごすことができる。
Swig(渋谷)
中目黒のバー〈Berry〉で出会ったという3人のバーテンダー、フレッド、ジャック、イヌクが営むカジュアルでフレンドリーな一軒。店内には英語が飛び交い、地元客と旅行者が自然に交流する温かな空間。毎週末ともなればパーティ並みの賑わいを見せる。

INC cocktails(渋谷)
クラシックスタイルにリスペクトがある店主・森岡賢二さんが作るカクテルに定評。通称「銀箱」と呼ばれる〈ALTEC〉612Aが店の顔。店内にはレコードの上質な音楽が流れ、週末にはゲストDJも登場する。

VIRTÙ(大手町)
フランスのクラシックなスタイルと、日本の素材や新しい技法を融合させた感性豊かなカクテルが揃う。アールデコと西陣織が共存する上質な空間で、東京の夜景も楽しめる。

Flying Bumblebee(代官山)
店の中央に鎮座する7mのアイランドカウンターが印象的。暗くムーディでありながら開放感のある店内は、木目の温かみと間接照明が心地よい。常時30種のカクテルがメニューイン。








