The Little BAKERY Tokyo(明治神宮前)
ジャンクな楽しさと
毎日食べられる優しい味
〈THE GREAT BURGER〉などアメリカンフード店を営む車田篤さんは、ニューヨークで出会ったドーナツ文化に魅せられ、2015年に〈GOOD TOWN DOUGHNUTS〉を開業。16年にはカリフォルニアに進出し、現在は〈The Little BAKERY Tokyo〉内で展開する。もっちりと口溶けのいいドーナツは、一見ジャンクだが、中身はナチュラル。2種の天然酵母、北海道産小麦の春よ恋、洗双糖、沖縄産海塩などでブリオッシュ生地を作り、香料や着色料を使わず食材の風味や色味を生かしてカラフルなグレーズにしている。
HUGSY DOUGHNUT(聖蹟桜ヶ丘)
ふんわり大きいおやつを
どこへでも
ここ数年のドーナツ人気に先駆け、2014年からドーナツショップを営むまつかわひろのりさん、ゆみさん夫婦。生地自体にしっかりと旨味があり、食べ応えのあるドーナツには、3種の小麦粉を独自に配合。クセのないキャノーラ油で一つ一つ丁寧に揚げ、全35種ほどの中から常時9種ほどを作っている。
デッサンして膨らませたイメージをもとに作るからか、どれも絵本に出てくるようなかわいさも特徴。カーゴバイクでの行商も行い、呼ばれれば世界中どこへでも出張するとか。今夏にはニューヨークでのポップアップも成功させた。
RACINES DONUT&ICE CREAM(表参道)
農家から届く規格外の
フルーツが艶めくグレーズに
池袋を拠点にし、ブーランジュリーも手がけるレストラングループが始めたドーナツ。青山店には20種以上が揃い、注目は、規格外とされる果物を活用する「except for A」シリーズだ。レモン、ブルーベリー、ピーチなど、品質には問題ないB品・C品を農家から直接仕入れ、ドーナツのグレーズにしている。
生地はパン職人であるシェフが作る3種。北海道産小麦ゆめちからで作るブリオッシュ、米粉でサクサクと仕上げたオールドファッションに加え、卵の風味が豊かなフレンチクルーラーにも挑戦している。