樋口卓治さんの自分史上最多ごはん
「食べ終わってしまうのが切ない」というほど愛する、一杯の丼
初めてお店に行った時、壁にかかった「親子丼」「そぼろ丼」「お茶漬け」という木札を見て家族4人で全種類を注文、シェアしましたが、自分と娘は圧倒的にそぼろ丼がおいしい!となり、それ以来締めはそぼろ丼一筋です。
本当は、これだけを食べに行きたいくらいで、前半の焼き鳥はそれを悟られないためのカモフラージュなのかも。残り少なくなると『サザエさん』を観た後の日曜日の夕方みたいな切なさが湧いてくるのをぐっとこらえ、最後のそぼろ一粒まで味わっています。食べ終えてお茶を飲むと、何か儀式を終えたような気分になります。