THE coffee time(大阪/塚本)
焙煎所が提案する、
コーヒーとドーナツの
おいしい関係
焙煎所も営むコーヒースタンド。「コーヒーと一緒に主役を張れるぐらいおいしいおやつを」と試作を重ね、完成したのが土日限定で登場するドーナツ。食感や口溶けにこだわり、生地に合わせて粉の配合をチェンジ。「おいしさには香りも重要」と、稀少なオーガニックバニラビーンズで香りづけをするなど、魅力を引き出すための工夫が光る。メニューはシュガー、瀬戸田レモンの爽やかな酸味が印象的なレモンクリームなど様々。選んだドーナツにぴったりの豆を提案してもらえるなど、この店ならではのアプローチも嬉しい。
Bird(大阪/鶴見)
隙のない空間にぴたりと
ハマる素朴なドーナツ
オリジナル家具を製作・販売する店〈TRUCK〉が玉造から旭区に移転した際、通りを挟んだ向かい側に立ち上げたカフェ。見た目はさりげなく懐かしい雰囲気のドーナツだが、根底には“もの作り”に真摯に向き合う同店ならではの並々ならぬこだわりが。
伝説のパン職人、〈生瀬ヒュッテ〉の竹内久典氏に「小麦の香りが感じられ、2個でも3個でもパクパク食べられる。そんなドーナツを作ってほしい」と依頼し、この店のために生まれたドーナツ。オーナーが旅先で見初めて導入したドーナツマシンの働きぶりも必見だ。
IKOMA GOURMET STAND(奈良/生駒)
見て、食べて楽しい
NYスタイルスイーツ
NYの街や食文化に惹かれ、地元・生駒にNYスタイルのカフェレストランを開いた萩原さん夫妻。毎朝店内の工房で手作りするドーナツは、生地本来のおいしさを追求し、オリジナルでブレンドした北海道産小麦とバター、京都の地卵を使用。ふわふわの生地にキャラメリゼしたナッツのザクザク感が楽しいピーカンナッツをはじめ、季節の味を含む6種類がショーケースを彩る。
どれも甘さ控えめに仕上げているため、アメリカンな見た目に反して後味は驚くほど軽やか。ランチ後のデザートにオーダーする人が多いというのも納得。