箭内道彦
その話、よく耳にします。「一緒にいること」の幸せには技術が必要。「一人でいること」にはそれが要らない。会いたい時にいつでも会えるいわば贅沢な単身赴任状態。若かった頃に初めての一人暮らしで得た世界の再現でもありますね。仕事の効率も上がり、パートナーもお子さんもその現状に対して特に異論がないのであれば、こちらが口出しする余地はないです。会えない時間が愛育てるのは郷ひろみさんの「よろしく哀愁」。距離が互いを大切に思い合い直す機会にできたら素敵ですね。家族への感謝と労いも忘れずに。
エリイ
このお悩みが女だったら「え、お母さんなのにそれは良くないでしょ」ってあなたは咄嗟に思いそう。いいですよね?って人に聞いている時点で背中押してもらいたいんだよね。家族だからって一緒にいなくていいし、自分を犠牲にすることはない。人は生きて死ぬのだから。その時間のなかでどう生きるかという姿勢や納得する行動や満足できるかどうか、人として誇りを持って過ごせるかだと思う。別に誰も代わりに人生をやってくれるわけじゃないんだから。クソはクソのまま死んで誰も覚えてなくても恥ずかしいと思う。
大根 仁
僕も仕事部屋という名の趣味部屋、もしくは大人の秘密基地的な場所を持っているので気持ちはよおぉぉくわかります。初めは仕事だけのつもりがソファを買い、テンピュールマットレスを買い、AV・オーディオ機器を揃え、さらにはヴィンテージウイスキーまで……家族持ちの男にはある意味、夢のような空間かもしれません。ただ、その部屋が会社内なので自制を保つことができています。これが完全にプライベート空間なら人の道を外れたことに手を出してしまうかもしれません。気持ちはわかります。自制心を持ちましょう。