箭内道彦
美容室の鏡の中の自分と目を合わすことも好きでない自分は「信頼する美容師に任せたのだからどんな仕上がりでもすべてOK」と決めてから気が楽になりました。切りすぎと感じても「バッチリです」と答える。整体師さんに「肩、軽くなったでしょ!」と言われれば、なってなくとも「あ、ほんとだ!」と驚く。ピンとこない味でもカウンターの料理人には「流石です」と返す。自分はそれでいい。余計なモヤモヤが心に芽生える方が面倒。加えて自身の小さな経験則内から出る「イメージ通り」は退屈で突破を生みません。
エリイ
美容室は中でもハードル高いと思う!まず、マンツーマンで時を共に過ごす中で、その人のパーソナリティとか日常生活とか会話で知っていくため、最後に「いい感じですね〜!」って笑顔で言われると、この人お昼ご飯いつ食べれたんだろうとか思って、そうですね、みたいな感じになる。中学生くらいの時、短く切りすぎたか私が、涙が流れたことがあって、切ってくれた人の顔を今でもたまに思い出してなんか申し訳なかったなとか思う。でも色とか今後のためにも伝えた方がいいし、小心者というよりは格好つけてるのかも。
大根 仁
あれは確か30歳になる直前のことでした。ふと「オレは男のくせになんで美容室に行っているんだ?」と疑問が湧き、男は黙って丸刈り!とクールポコ。よろしく、そのままヨドバシでバリカンを購入。以来、セルフ散髪で24年間丸刈りで過ごしてきました。美容室のオシャレな雰囲気も、鏡を見せられて「いかがですか?」とか聞かれるのも本当はウザくて仕方がなかった。最近はメンズ美容室なんてのもあるようですが、それこそ「やっちまったなあ!」ですよ。アドバイス?YouTubeでクールポコ。のネタを観ましょう。
「撮影は、思いもしないことの連続だった」総監督・白石和彌が語る、『極悪女王』の舞台裏