彼女が好きでいてくれるのは嬉しいんですが、恋愛が人生の100％になってるのを感じて、急に冷めるんです。絶対好きじゃなさそうなのに俺が好きな『刃牙（バキ）』を読んだり、同じ趣味に寄せてくるんですよね。付き合っててもそれぞれが熱中できることを見つけていたい。わかってもらうにはどうしたらいいですか？
（マネージャー／42歳／男）
箭内道彦
彼女は「同じ趣味に寄せてくる」んじゃなくて、あなたの好きなものを「わかりたい」と思ってくれているんです。同じ漫画を読むなら財布にも優しい。浮いたお金でおいしいものを２人で食べてください。でも、あなたの気持ちもわかります。わからない部分が互いにあることは、２人の関係が続いていくためにとても大切なこと。わかってほしいけどわかられたくない、矛盾する感覚の両立。大昔、予備校の入口の黒板に「男の子って、わかんない」って誰かが小さく書いてて、胸がきゅんとしたのを思い出します。
エリイ
ははーん、彼女の気持ちは彼女のもの。私の気持ちは私のもの。どうもこうもないのであるな。あなたの気持ちもあなたのもの。冷めたら嫌なんかいな。私はいま、湯船に浸かってて、携帯を握りしめる右手が、痛い。目に滴る水分が、視界を遮り、よく打てない。あなたの文を読めば、彼女は恋愛が100％じゃないじゃないですか。刃牙が入ってきてる。読んだことない漫画を読めて、人生最高じゃん！あー私も漫画読みたいや。自分では絶対出会えない漫画に出会いたい！私が1番好きな漫画はウルトラヘヴン！以上でーす。
大根 仁
感性が合うのだから付き合っているんでしょうし、共通の話題があるのは良いことなのでは？ですが、経験上「何かを好きになる力」は女子の方がその熱量が高いので、いつかあなたを越えてしまうかもしれませんよ。「刃牙って結局ギャグ漫画なんじゃない？」と核心を突くようなことを言ってきたり、花山薫のモデルとされている伝説の侠客・花形敬について語りだしたりした時、あなたは対応できますか？刃牙と梢江の初性交を描いた『バキ特別編SAGA』のように、熱く強く尊い思いを彼女に対して持ってください。
あの人も、家で瓶ビールを楽しんでいます。Vol.1：小宮山雄飛「1日の終わりに、手作りおつまみと1杯を」
