漫画はよく読むのですが、文字が苦手でいつからか本を開く習慣がなくなってしまいました。今度、有給消化中に面白い本で世界を広げられたらなと思っています。こんな本離れした僕でも読める、読みたくなってしまう、ページをめくる手が止まらなくなるほど熱中できそうな、オススメの本はありますでしょうか?
(公務員/36歳/男)

箭内道彦
僕も読書苦手です。読んだ行の最後の文字から次の行の最初の文字に目線をジャンプさせることがうまくできず、同じ行を幾度も繰り返してしまう。そのうえ国語の試験問題のように深く読み込んでしまうので(主人公の心情や情景描写等)、次ページに進めぬまま時が経つ。雑誌や新聞さえもままならない。ですのでごめんなさい、オススメの本はないです。でもだからといって本を買わないわけではなく、積んだ背表紙のタイトルを眺めてその内容を想像するのは好きなのです。中学の読書感想文もそうして読まずに書きました。
エリイ
六本木の森美術館でChim↑Pom from Smappa!Groupの展覧会が開催中です。その会場内に「道」という作品があり一室を二段構造にしてアスファルトを敷き詰めました。その上で、ライブや露店をしたりして道を育てています。この間、キョンキョンが音声番組の収録をしに来てくれました!キョンキョンと一緒に道で話せるなんて感激。そしておススメの本を聞かれるコーナーがあったのですが、答えられませんでした。今まで読んだ本?何が一番面白かったっけ、何も思い出せないや。キョンキョン不甲斐なくてごめん。
大根 仁
今、日本を代表する小説家といえば村上春樹であることに異論がある人はほとんどいないと思います。しかしおよそ20年前まではもう一人の村上、すなわち村上龍も、W村上と呼ばれて文壇を席捲していました。「春樹と龍、どっち派?」なんて話題もあって、僕は断然、龍推しでした。作家活動に限らず、映画監督、トーク番組司会、キューバ音楽の招聘など、そりゃあカッコ良かったもんです。自身の青春時代を綴った小説『69』は永遠の大傑作。中年に差し掛かったあなたにもハマると思いますよ!龍、もう書かないのかな……。

アブダビ・サディヤット文化地区に集積する美しい建築群は、世界最大級のアート&カルチャー施設の集積地