箭内道彦
新入社員の時、元旦に上司の家に部下全員が呼ばれて飲むという部の恒例行事への参加を断りました。ある日上司が部内で野球チームを作ろう!オレ監督!と言いだしたので、休日にまで采配されるのは勘弁と、即日僕は社内に別のチームを結成し自分を監督に据えました。上司は悪気のない、アットホームな空気の中心にいることを夢見る優しい人でした。その後の行事も苦痛な場にならぬよう、自分があえて幹事と司会を務め理想の形に改造。スキルも身につき成長できました。上司に感謝しています。今も元気でしょうか。
エリイ
社風が合わないなら転職どお?社風が合う所に。とはいいつつ、そうはいっても、というあなたのために何か言えるとしたら、行かなければいいのではないでしょうか。肉を渡しておくとかビールを差し入れとく、とかすれば気が引けることもなく代わりにモノが参加してくれるので無問題です。私はBBQが大好きで、毎日やりたいくらいですが、1ヶ月って30日しかないですよね。そのうち土日は4回で計8回。ふと立ち返ってみると参加しないメンバー林とか、アイツいないなって苛立ちますけど、稀にいると嬉しい時もある。
大根 仁
あー、わかります。僕もそういうノリや馴れ合いが嫌いで、今の仕事をしているのですが、作品やプロジェクトによって時折歪んだ協調性を求められることがあります。あるドラマでのこと、クランクアップを迎える女優にサプライズで渡したいと、女性プロデューサーが持ってきた色紙にはスタッフの寄せ書き……寒っ!中学生かよ?僕がやんわり拒否すると「全員参加です!」と。これもうハラスメントじゃねえか?と思いつつ、テキトーに書くと満足そうな顔をしていました。お互い頑張っていきまっしょい!
“身体性”を題材に多彩な表現へ挑むninaが着る〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉