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ペルー料理を革新する、 表参道〈DESTINO51〉。美食大国の伝統料理をカクテルとともに

各国の食文化に根ざした料理を、洗練されたスタイルで。世界の料理は今、東京で目覚ましい進化を遂げている。日本の上質な食材を生かし、季節感を盛り込んだ料理を、ワインなどの食中酒とともに。南アジア諸国に始まり、韓国、ペルー料理店へと広がりを見せ、流れはさらに加速していきそう。

photo: Kenya Abe / text: Kei Sasaki

DESTINO51(表参道)

美食大国の伝統料理を現代の皿に、
現地のカクテルとともに提供する。

神奈川の“リトル・サウス・アメリカ”、横浜市鶴見区のペルー料理店〈KOKY'S〉が母体。ローストチキン主体のカジュアルな店として人気だが、近年世界的に評価されるペルーのガストロノミーを伝えるべく、都心にレストランを構えた。ヘッドシェフ、マルセリーノ・シェロンさんを筆頭に、全スタッフがペルー人だ。

表参道〈DESTINO51〉店内
料理人のカルシノ・アレックスさん(左)とパロミノ・エフラインさん(右)。

フレッシュな素材は日本産、味の土台となる多彩な唐辛子やトウモロコシはペルー産と、メリハリのある素材使いで、魚介のマリネ・セビーチェなど素朴な伝統料理を華やかに。ショートカクテル仕立てのピスコサワーなど、ペルーの酒も豊富。「Destination(目的地)」に由来する店名通り、食を通じた旅時間が待つ。