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あの人の、いつもの朝ごはんVol.9 石田のりこ

朝ごはんは家族と一緒に。好きなものを好きなだけ食べる。お気に入りの店で至福のひとときを過ごす。和食に洋食、朝パフェ、朝ラー、朝カレー。過ごし方も違えば、食べるものも違う。だけどみんな等しく、朝食が大好きなんです。

Photo: Megumi Seki / Text: Michiko Watanabe

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鎌倉在住女性シェフが薦める
ローカルモーニング

お天気の良い日はもちろん、雨の日でも鎌倉の朝は気持ちがいいの。夏は、海側は人でいっぱいなんだけど、街の方は意外と静か。朝起きたら、時には孫とゆっくりお散歩しながら、途中で朝ごはんしたり、自転車こいでちょっと遠出したり、さらには車で、もっと遠出して朝ごはんすることもあるわよ。

〈喜心 kamakura〉
老舗の鰻屋だった建物を再生した〈喜心 kamakura〉。

鎌倉は、ここ数年、朝ごはんができるお店が増えてて楽しいの。朝ごはんは毎日同じ店に行くというお友達もいるけど、私は、新しいお店ができるとすぐに行ってみたいタイプ。だから、「あの店いいよ」なんて評判を聞いたら、じっとしていられなくて、つい、行っちゃう。そして、良かったら、「いい店、発見」とか言ってみんなに教えたくなっちゃう。

由比ヶ浜
朝サーフィンで賑わう由比ヶ浜。

由比ヶ浜通りに、地元の人がひそかに通う素敵な和食屋さんがあるのね。普段は夜しかやってないんだけど、お正月三が日だけは朝やってて。白味噌のお雑煮を食べさせてくれるの。そんなところもあるのよ。これは鎌倉に住んでる特権ね。いいでしょ。

鎌倉に住んでる人は、観光客がこぞって行く店ではなく、ちょっと奥まった、目立たないけどいい店に行くことが多いかもね。表通りはみんな知ってるけど、実は、ちょっと入ったところにいい店が潜んでる。そんなところが狙い目。日曜だけとか、週末だけ、朝食をやってる店も多いのよ。あと、朝食は純和食で、昼間はかき氷屋さんになるところも。
まだまだ、おすすめしたいところはあるけど、それはまた今度ね。

〈喜心 kamakura〉の週末の朝食

旬の野菜を味わう
鎌倉おばんざいと旬の魚料理

コロナ前は毎朝やってらしたの。今朝はゆっくりしたいって時に、よく伺ってた大好きな店。お昼と夜をメインに、週末に朝食も再開してくださったのが、最近の嬉しいニュースです。

3年目に入って、さらに鎌倉らしさを追求しようと、鎌倉と三浦野菜をふんだんに使った鎌倉おばんざいを打ち出され、少しスタイルを変えられたの。おばんざいは一品ずつテイクアウトも可能になって、より親しみやすくなりましたね。アジフライはじめ旬のおいしい魚料理も楽しみ。

〈Rich Life〜Café, Bar & Good Meal〉のアボカドのオープンサンド

まさに鎌倉ならではの
リッチライフを堪能

もうこれは、とっておき。イタリア料理を勉強されたんだけど、実はアメリカ好きで、しかもバークレーが好きというご主人。〈シェ・パニース〉にも行かれているので、ちょっと気持ちが通じ合うような気がするの。

ワイン飲んでパスタ食べて、優雅な昼下がりもいいんだけど、やっぱり朝がいい。朝食はサンデー・モーニングという言葉に惹かれたのが理由とか。海を見ながら、風に吹かれながら、アボカドトーストをいただいてると、まるでアメリカにいる気分。

〈寿司ビストロ 禅〉の朝寿司

朝からお寿司がつまめる
シアワセににんまり

お寿司が大好きなので、よく小田原まで食べに行っていた店の、2号店が鎌倉に、しかもうちの近所に来てくれて大喜び。ワインとフレンチとスパニッシュとお寿司という組み合わせのユニークな店ですが、お寿司はネタによって赤酢の濃度を変えたり、煮切り醤油を3種用意するなど繊細な取り組みをしてらっしゃる。

ご主人の西尾明さんとは長い付き合い。朝食はお寿司だけでなく、週替わりで焼きたてクロワッサンにしたり、いろいろ計画してらっしゃるみたい。

〈Creperie Armorique〉の蕎麦粉のクレープ鎌倉野菜仕立て

ガレットに鎌倉野菜を
ふんだんに盛り込んで

パティシエのご主人が作る蕎麦粉のクレーブ(ガレット)に、奥様が作る鎌倉野菜の料理がのった「今日のおすすめ」をよくいただきます。ボリューミーで、朝から、お腹いっぱいに。

週に1度必ずいらっしゃるおばあちゃまとか、老若男女に愛されてる店。お食事系だけでなく、甘いクレープもあって、アイスクリームやジャムなども全部手作り。甘い方はシンプルな「バターと砂糖とレモン」とかが好み。帰りには、必ず、おやつ用に焼き菓子を買って帰ります。

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