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あの人の、いつもの朝ごはんVol.10 関康、成田玄太、難波里奈

朝ごはんは家族と一緒に。好きなものを好きなだけ食べる。お気に入りの店で至福のひとときを過ごす。和食に洋食、朝パフェ、朝ラー、朝カレー。過ごし方も違えば、食べるものも違う。だけどみんな等しく、朝食が大好きなんです。

Text: Chisa Nishinoiri, Emi Fukushima

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いつもの朝ごはん。

関康

朝の素ラーメンで
その日の出来をチェック

小さい頃は、祖母がまだ現役で製麺所にゆで場もあり、ゆでそばやゆでうどんも作っていました。そこに、卵と醤油を入れた小丼を持っていって食べる釜揚げうどんが大好きでした。今は週に2〜3回は朝ラーメンを食べます。
6時30分から9時くらいまで仕事して、その後、出来たての麺を食べます。一働きした後の炭水化物はチャージ感もあるので。また、気候や湿度の変化が気になる時は試食を兼ねて必ず食べますね。

朝ラーメンは子供の頃から食べていますが、とにかく楽で速い。昼夜は具材が欲しくなるけど、朝は麺とネギくらいでいいし、サラッといけるのも好きです。それに、素の方が麺の出来がわかりやすいので。

成田玄太

1人用の鉄鍋で作る
喫茶風モーニング

基本、お腹が空いて目が覚めるので、顔を洗ったらすぐに朝食作りに取りかかります。以前、料理家の長尾智子さんからいただいた1人用サイズの鉄鍋が気に入っていて、この鉄鍋で作る目玉焼きとソーセージ、それとサラダが定番の朝食です。

卵は必ず朝の食卓にある食材。目玉焼きが多いですが、チーズ入りスクランブルエッグやオムレツなど、その時の気分で。イメージは北参道にある〈COFFEE TIME〉のモーニングセット(パン、サラダ、目玉焼きorスクランブルエッグ、ドリンク付き)。
カジュアルなバーのような内装だけど、懐かしい喫茶店のようなメニューばかり。ゆっくり起きた朝は出勤前に寄り、マスターのテルさんと世間話をしながら朝食を食べるのが好きですね。

卵料理とサラダとトースト
卵料理とサラダとトースト。
ソーセージは鹿児島のふくどめ小牧場のもの。サラダのドレッシングは自家製。「タマネギドレッシング、和風ドレッシングなど色々作り、最近の定番はコブドレッシング」

難波里奈

休日の朝は
自分だけの妄想喫茶室を開店

平日は6時に起きて慌ただしく仕事に出かけるため、休日にゆっくり食べる朝食は、本当に愛おしいです。中でもハマっているのが、大好きな喫茶店のメニューを自宅で再現すること。

オムライスなら高円寺〈ごん〉、プリンなら虎ノ門〈ヘッケルン〉など、「あの店で食べた味はこんなだったかな」と思い出しながら試行錯誤しています。自分で作ってみるとなかなか大変で、一度に何種類ものメニューをスピーディに提供してくれる純喫茶店主たちのすごさを改めて感じますね。
次に作りたいのは、東銀座の〈喫茶YOU〉のふわふわオムライス。お店の方には「習得するまでには3年かかる」と伺ったので、腰を据えて頑張ります(笑)。

好きなものだらけの喫茶店お子様プレート
好きなものだらけの喫茶店お子様プレート。
難波さんが作った、ある日の喫茶店メニュー。コンセプトは「自分による自分のための喫茶空間」。クリームソーダのグラスは、京都の〈ソワレ〉で実際に使われているもの。

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