コアントロー・ノワール
(コアントロー)
柔らかで贅沢な口当たりは、
ロックで楽しみたい。
オレンジリキュールのコアントローとコニャックのレミーマルタンに、クルミとアーモンドを漬け込んでできたノワール。アンバーカラーが美しい大人のリキュールである。
![リキュール〈コアントロー・ノワール〉](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/02/a0177c6f4dc897c0756a109fbc602029.jpg)
シュプリーム・デノワ
(デノワ蒸留所)
19世紀から続くノウハウで
生まれるクルミのリキュール。
オーク樽で5年熟成させたクルミジュースをアルマニャック、コニャック、薪で焼いたシロップなどでブレンド。複雑に入り組んだ味は、カクテルの味をキメる強力な一滴に。
![リキュール〈シュプリーム・デノワ〉](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/02/5642ae58bacf4566f1ad221ee5f30f2b.jpg)
ルジェ・クレーム・ド・カシス
(ルジェ・ラグート)
1841年、このブランドが
カシスリキュールの歴史を開く。
ルジェ・ラグートのモットーは、リスペクトフルーツ。材料となるカシスは、最高品質の2種類のみを使用。フルーティな味わい、その中に一切のよどみはない。
![リキュール〈ルジェ・クレーム・ド・カシス〉](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/02/b694e1ea920752a5d0f885b8f2fd8519.jpg)
十六味保命酒
(入江豊三郎本店)
もち米が生み出す、甘味の強い原酒に、
16種類の薬味で効く。
保命酒は、江戸時代から広島・鞆の浦で生産される、日本の薬草リキュール。リキュールというと西洋文化だと思い込みがちだが、日本オリジナルなものもある。
![リキュール〈十六味保命酒〉](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/02/25dc3a07a0fe8e94e1ddb8dbd50a8c08.jpg)
バタフライクラシックアブサン
(アルテミジア)
欧州のアブサンと、趣を異にする、
アメリカンレシピとは。
アメリカ禁酒法時代前の手法で造られたアブサンを名匠クロード=アラン・ブニョンがスイスの地で復活。柑橘とミントのニュアンスの奥に広がるアニスの風味が特徴。
![リキュール〈クラシックアブサン〉](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/02/97d81bdd64849390082daaea2d47e3d5.jpg)
スーズ
(ペルノ・リカール)
もっと知られていい、消化も助けてくれる
苦旨リキュール。
オーヴェルニュ地方に自生する野生のゲンチアナを50%使用することで、本来の苦味をさらに際立たせたゲンチアナの根のリキュール。フランス原産。苦旨い。
![リキュール〈スーズ〉](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/02/b5451abc61ec75542b99e7d75f15be9d.jpg)
Column
飲み手も造り手も虜にする、
苦味と甘味が混在する世界。
アブサンといえば、頭に浮かぶのが、欧州の芸術家が魅惑の味に溺れたエピソード。
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、フィンセント・ファン・ゴッホ……。一時製造禁止となったが、ニガヨモギの香味成分ツジョンの含有率制限をかけることで1981年復活。
![フィンセント・ファン・ゴッホ](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/02/9ab88921dcb848af8b9865d944172bcc.jpg)