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〈月とピエロ〉店主・長屋圭尚が語る照明。〈Hadrill & Horstmann〉社のランプ

部屋に一つあるだけで、空間の印象をがらっと変えるのが照明器具。気になるものはたくさんあるけれど、実際に選ぶと意外に難しいアイテムでもあります。今回「居住空間学2022」で取材した部屋には、こんな素敵な照明がありました。空間をディテールから観察する、もう一つの居住空間学です。

photo: Tetsuya Ito / text: Tami Okano

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〈Hadrill & Horstmann〉社の
カウンターウェイト・ランプ

〈Hadrill & Horstmann〉社のカウンターウェイト・ランプ

読書灯にも間接照明にもなる、アルミの工業用ランプ。

「もともと味わいのある古い家具や雑貨が好きで、このランプは古道具を扱うネットショップで見つけました。 錘(おもり)で釣り合いをとる独特の機構と、少し古びたアルミの質感が好きです」。

本来は工業用のデスクライトだが、ベッドサイドに選んだのは、光の向きを細かく調整できるから。ランプ全体が土台のジョイント部分で回転できるほか、リフレクターは左右前後に調整可能。

「手元を照らす読書灯にもなるし、天井を照らすアッパーライトにもなる。便利です」

長屋圭尚さん自宅
長屋圭尚さん宅はBRUTUS No.961 『居住空間学 2022』でも紹介しています。

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