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鮮魚店で魚を買う日常を取り戻す、現代の魚屋〈出水田鮮魚〉

勇壮な桜島の聳(そび)える錦江湾(きんこうわん)(鹿児島湾)を中心に、山海の双方に恵まれた鹿児島県。豊かな自然を生かし、ほかにない味を生む若き生産者たちが増えています。強い信念を持って日々に向き合う7組の生産者に会いに、県内を巡りました。記事の後半では、実際にその味に出会えるお店の紹介も。前回の〈MHS.ORGANIC〉を訪れた記事はこちら

photo: Yoshikazu Shiraki / text: Sawako Akune

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出水田鮮魚(出水田一生):地魚

鮮魚店で魚を買う日常を
取り戻す「現代の魚屋」

錦江湾は海底の地形が特殊で、最深部は200m以上と深海。これに加えて離島も多い鹿児島県は、水深や海流によって獲れる魚が異なり、魚種の多さは知る人ぞ知るところだ。

「それなのに、漁獲量が安定している魚、一定以上のサイズの魚だけが売れてきた。それでいいのかなと」
そう話すのは、鹿屋市にある〈出水田鮮魚〉の出水田一生さん。祖父の代からの仲卸だが、地元のお客さんとの接点を持ちたいと、車庫を改装して鮮魚店をオープン。現在は鹿児島市内に食堂も営む。

「スーパーではなく魚店で新鮮な地元の魚を買う。よく考えたら当たり前のそんな習慣を取り戻したいんです」

出水田鮮魚

住所:鹿児島県鹿屋市新川町830 | 地図
TEL:0994-42-3510
営:11時~18時
休:水曜・日曜・祝日

出水田鮮魚の味に出会えるお店はこちら

Araheam(鹿屋市)

食材コーナー
自社で育てる多様な植物を中心に、アパレルや雑貨も展開するセレクトショップ。カフェも併設した広々とした店内には「Local Food Stock」と題した地元の食材コーナーがあり、ふくどめ小牧場の加工肉や出水田鮮魚の干物も揃う。

TAKE BAKERY AND CAFE(鹿屋市)

和朝食
2階建てのモダンな建物に、カフェとチーズやパン、惣菜などが揃うデリを併設する一軒。隣接のホテル〈KOTOBUKI HOTEL〉の朝食としても選べる朝定食は和洋の選択可。和朝食には出水田鮮魚から日替わりで届く旬の魚の干物が。

Bee(鹿屋市)

旬魚のカルパッチョ
地元・鹿屋で生まれ育った蜂谷拓広さんが、地元産食材をこだわりの調理法で仕上げる。ふくどめ小牧場と共同開発したフレッシュハーブ入り特製ソーセージや、出水田鮮魚の旬魚のカルパッチョなどをぜひ。

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