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成り上がりの象徴? 単なるキャラクターの一つ? 芸人にとって、“スニーカー”とはなんなのか?

オーダーメイドのスーツに、ピカピカの革靴。昭和の芸人が、観客の待つ舞台へ上がるための正装としてあつらえた最大級のお洒落。時は流れて平成、そして令和へ。芸や演目の多様化から、お笑いの場所は劇場を中心としながらもテレビへと広がっていった。そして、芸人のお洒落も、スーツに革靴から、カジュアルなファッションにスニーカーが定番に。テレビ番組『アメトーーク!』の「スニーカー芸人」で、莫大なコレクションとともに

話題の広告「Just blew it」、 〈SKECHERS〉の真意とは?

米大学バスケ界のスター選手、ザイオン・ウィリアムソンのバッシュが試合中に大破した事件は日本でも有名。では、騒動直後にスケッチャーズが打ち出したこの広告はご存じだろうか? ロゴを消した「PG 2.5」とともに、ナイキのスローガンをイジった“Just blew it”(やってしまった)の文字。挑戦的なこの広告を『The Wall Street Journal』と『USA Today』、さらにナイキ本社

進化し続けるシューズテクノロジーのいま。

複雑な形状の立体物を短時間、低コストで作製できることから、医療や建築、工業の現場で、主に試作品を作るために活用されてきた3Dプリント技術。プリントに使われる樹脂の耐久性や強度が製品として使うレベルまで達したことから、3Dプリンターでミッドソールを作ったシューズが登場し始めた。
 
ニューバランスはいずれも極小ロットながら、2016年に「ザンテ ジェネレート」、2017年に「MS066」という3Dプ

ついに、中国から〈LI-NING〉がやってきた!

ロス五輪体操金メダリストの李寧が1990年に中国で創業した〈Li−NING〉。バドミントンや卓球の中国代表と契約を結ぶほどの大手スポーツブランドで、中国国内での人気はナイキ、アディダスに並ぶ。長年、スポーツブランドらしいトレーニングウェアやシューズを作っていたが、近年力を入れているライフスタイルラインが異彩を放っている。ついにはNYコレクションでショーを行うなど、スポーツブランドらしからぬモードな

@liljupiterrという男を知ってるかい?

ストリートカルチャーの間では有名なインスタグラマーのリル・ジュピター。彼のアカウントには見たことのないスニーカーが毎日のようにポストされている。最初は発売前に人気モデルの情報を公開する、スニーカーヘッズの間ではお馴染みのリークネタと思いきや、よく見ると実在しないカラーやモデルだったり、あり得ない形状に変化していたりと、謎が謎を呼ぶ投稿ばかり。40万人のフォロワーを持つ男の目的は一体何かを本人に聞い

キコ・コスタディノフ | アシックスがハズしだなんて 思ったことは一度もないね。

ブルガリア出身のキコ・コスタディノフは29歳の若きファッションデザイナー。英国のCSM(セントラル・セント・マーチンズ)在学中に〈ステューシー〉とリメイクのカプセルコレクションを発表するなど活躍は目覚ましく、彼の若い感性が世界的に評価されている。
 
最近、海外でも活躍するモード界のデザイナーがアシックス、特に本格的なランニングシューズを履く姿を頻繁に見かけるようになった。そんな渦中にキコ・コスタ

スティーヴン・スミス | インハウスでブランドを支え、 歴史に残る名作を生み出す。

デザイナーと聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのはファッションデザイナーだろう。ジョルジオ・アルマーニや川久保玲といった名前は、洋服にそれほど興味のない人でも知っている。また隈研吾や安藤忠雄といった建築デザイナーの名前が代表作とともに報道されることも珍しくないし、自動車を好きな人にはジウジアーロのようなカーデザイナーも身近な存在かもしれない。一方でスポーツシューズのデザイナーというと、よほどの

上海スニーカー紀行。

最先端を貪欲に吸収しつつ啓蒙・発信する時代へ。

東洋の魔都といわれる上海の人口は東京の2倍以上もある。ビルは縦に伸びに伸び、空港からは高速リニアが走り、トイレは思っていたよりきれいで、街は整理され、活気に満ちている。
 
昨年オープンしたばかりのナイキの〈001〉はその中心の一等地にある。4フロア構成で、デジタルとオンラインを組み合わせた革新的なストアだ。コンセプトは「House of Inno

モードを駆け抜ける、スニーカーたち。

パリ・コレクションに集まる人々にとってのスニーカーのトレンドは、ダッドシューズから始まっている。この人気はファッションから生まれた波に、スニーカーヘッズがうねりを起こし、ビッグウェーブになった。ヘッズとはヘッドの複数形で、接尾語として用いられる場合は中毒的に熱狂している人を表す。手に負えないといったネガティブなイメージを与える言葉だが、依存症気質な彼らのコミュニティが拡大するにつれて、トレンドが大