喫酒 幾星(京都/祇園四条)
祇園の街で甘やかなリキュールの香りを。
「20歳の頃、バーで薬草リキュールばかり飲んでたらすぐコンプリートしちゃって」。当時のバーでは薬草リキュールは数えるほど。
それに満足できず自らバーを開き、今やバックバーの7割強は織田浩彰さんが海外で買い付けたリキュールが並ぶ。
「リキュールの甘さは植物のアロマを引き立てるため。砂糖が植物のアクを抑えることで独特の世界観が香り立ち、そのまま飲んでおいしいお酒です」。グラスに大文字山の薬草園で摘んだ新鮮なハーブを添えて。
焼酎場 近どう(東京/銀座)
県外不出の薩摩芋焼酎もある
銀座の穴場。
「焼酎にも新酒があるんですよ」と教えてくれたのは、2014年にこの店を開いたオーナーの近藤英昭さん。
20年来、焼酎蔵との交流を重ね、鹿児島県外ではほとんど手に入らない銘柄も楽しめるバーに育てた。
中でも毎年9月頃から出荷が始まる貴重な新酒が約15銘柄、各1本ずつ揃うのが、本号発売日の2021年11月1日・焼酎の日!
1杯¥1,100〜という銀座とは思えない提供価格も相まって、薩摩芋焼酎に懸ける思い入れがひしひしと感じられる空間だ。