キャンベルタウン・ロッホ(東京/有楽町)
スタンダードを貫くシングルモルトの名店。
細い階段をぐるりと下りると現れるウイスキーの穴蔵のようなバー。「古いボトルは過去へのロマン。新しいものは未来を想像して飲むのも楽しいよね」とオーナーの中村信之さん。
インディペンデントボトラーのパイオニア〈ゴードン&マクファイル〉のボトルをハウスウイスキー的にずらりと揃え、バックバーに収まり切らないボトルがカウンターを占拠、無造作に置かれたボトルをよく見れば80年代「マッカラン」だったりする。
水楢佳寿久(東京/六本木)
幅広いレンジで客を楽しませる、懐深い一軒。
2,500種類を揃えるバックバーは、ウイスキーを中心にスタンダード、稀少なオールドボトル、新興のマイクロディスティラーからジャパニーズウイスキーまで懐が深い。店名はウイスキー造りに欠かせない樽素材で知られるミズナラの木に由来し、カウンターと堂々の佇まいでバックバーを支える樹齢500年の木がそれだ。
シングルモルトの真髄を知るオーナーの篠崎喜好さんも世界一と唸る、日本のブレンデッドの雄「響 30年」。篠崎さんが作る“ヤバい水割り”は別格。