yerîte(豪徳寺)
昼は焼き菓子、夜は料理とナチュラルワインを。
東急世田谷線の踏切のそばにある小さな店は、昼間はショーケースのないお菓子屋さん、夜はビストロになる二毛作店だ。
店主の藤井唯さんは、レストランのパティシエ、出張料理人などを経て、オーナーパティシエとしてお菓子を担当する。シェフの石飛輝久さんとの出会いは、互いに1年間のワーキングホリデーでフランスに滞在していた時。石飛さんが働いていたサヴォワのレストラン〈レ・モレニエール〉を訪れたことがきっかけだ。
帰国後、独立を考えた際に「この物件の広さならレストランもした方がいいと思い、石飛さんのビストロと自分のお菓子の店を一緒にできたら」と、神戸で働いていた石飛さんに相談。見事、形になった。
「肉×魚介、フルーツやハーブの使い方など、身近な素材に工夫を加えつつシンプルに仕上げたい」という石飛さんの料理は、穏やかな味わいが魅力。丁寧に焼き上げた藤井さんのお菓子と、相通ずるものが感じられる。
![豪徳寺〈yerîte〉シェフの石飛輝久さん(左)とオーナーパティシエの藤井唯さん](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/01/assetterEX-67062-4-1600x1600.jpg)
![豪徳寺〈yerîte〉店内](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/01/assetterEX-67071-4-1600x1600.jpg)