The Bellwood(神泉)
カクテルも料理も、朝から夜まで。
店のコンセプトは、「特殊喫茶」(カフェー)。明治末期から大正時代にかけて流行した業態だ。バーテンダーがホテルや港町だけでなく街場で店を開くようになり、西洋の文化が徐々に一般的に。そんな時代の移り変わりの中で、ハイカラな人たちが料理と酒を楽しむ社交場として親しまれていたという。
店主の鈴木敦さんは〈The SG Club〉グループのバーテンダーとして上海で活躍。カクテルの世界大会で優勝した経歴の持ち主だが「お酒だけではなく、しっかりとした料理や吟味したコーヒーも終日提供する間口の広い店を」と開店した。
フードは渋谷のイタリアン〈Konel〉の菊池隆樹さんが監修。サンドイッチやナポリタンといった喫茶店らしさを感じさせるメニューに、トリュフの香りを添えたりイカスミで仕上げるなどアクセントをプラス。そして、自慢のカクテルも味噌、きな粉など意表を突く素材を忍ばせて。料理も酒も、好奇心をそそる。
![神泉〈The Bellwood〉店主の鈴木敦さん。](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/01/assetterEX-61743-17-1600x1600.jpg)
![神泉〈The Bellwood〉店内](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/01/assetterEX-61748-17-1600x1600.jpg)