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グルマン温故知新:神保町〈RスリランカTOKYO〉激戦区・神田にシン・カレーの時代が来る⁉

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「旅気分で、カレーとガンボ」。日本は大昔から稲作とともにあった。DNAに「ご飯はおいしい」と刷り込まれているのか、パンに夢中でも落ち着く先はご飯の人も多い。世界を見回せば、お国自慢のご飯料理も多々。旅をしながら味わい尽くしたい。まずは手始め、日本の中の外国から旅してみよう。

photo: Shin-ichi Yokoyama / text: Noriko Watanabe

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RスリランカTOKYO(神保町)

激戦区・神田にシン・カレーの時代が来る⁉

福岡で行列のできる大人気店〈Rスリランカ〉が東京初進出。それも、カレーの超激戦区、神田にやってきたのだから驚いた。

そもそもは、スリランカ出身のオーナーが福岡で開いたカレー店だったが、店主が帰国するのを機に、常連客だった現オーナーの大隈崇生さんが店を引き継いだのだという。

自慢のサラサラのスープカレーは、スリランカで朝食や軽食に食べる、シンプルなココナッツベースのカレー「キリホディ」をアレンジし、辛味や和の調味料を加えたものだ。陶板で熱々を提供するのは、「日本とスリランカの融合ですね」とオーナー。

本場のスパイスをつぶしてオイルで熱し、香り高いそのオイルで野菜を炒め、ココナッツミルクを加えてソースを仕上げていく。スパイシーで爽やかで、後口もすっきり。ココナッツの風味が優しさとコクをプラスして、今まで味わったことのない新タイプになる。カレーは飲み物、するする入る。

神保町〈RスリランカTOKYO〉のオーナーの大隈崇生さん
フライパンを振ってドライカレー製作中のオーナー。1人分ずつ丁寧に作る。
神保町〈RスリランカTOKYO〉の店内
まるでカフェのような店内。入りやすい造りだ。

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